はじめに
Linuxの新しいバージョン(kernel 4.15など)に公式で対応をうたってるwifi子機アダプターはなかった。そこでamazonで買ったこのアダプタにgithubで公開されているドライバーをインストールして使うことにした。
調べてわかったがこの手のアダプタはいろんな種類があるが、中身はrealtek社のものがほとんどだから、違う商品でもわりとドライバーの種類は限られているみたい。今回はその中でもrtl88x2bu
の方法を紹介する。
ドライバーのダウンロード
ドライバーは公式ページからダウンロードし、事前に作っておいたDriverディレクトリ/home/Driver
に格納する。
ターミナルで
cd /home/Driver/rtl88x2bu-driver-master
と入力してダウンロードしたrtl88x2bu-driver-masterフォルダーがホームディレクトリとなるように移動する。
続いて以下のコマンドを順に実行する。
make clean
make -j8
sudo modprobe cfg80211
sudo insmod 88x2bu.ko
wifiアダプタの接続
wifiアダプターをPCに接続してみる。wifiアダプタが認識されるはずだ!!!
再起動しても、自動でアダプタがロードされるようにする
ここまでで一応使えるようになったが、今のままだと再起動するたびにこの作業をすることになってしまう。そこでアダプタのロードを起動時に自動でやってくれるように設定していく。
再びターミナル上で
sudo nano /etc/rc.local
と入力し、何も書かれていないテキストエディターが現れたら
#!/bin/sh
sudo modprobe cfg80211
sudo insmod /home/(username)/Driver/rtl88x2bu-driver-master/88x2bu.ko
exit 0
と入力し、ctrl+Shift+x
で保存して終了する。また以下のコマンドで、実行権限を追加しておく。
chmod u+x /etc/rc.local
次に以下を入力ししエディターが現れたら、
sudo nano /etc/systemd/system/rc-local.service
今度はここに以下を追記する。
[Unit]
Description=/etc/rc.local
[Service]
ExecStart=/etc/rc.local
Restart=always
Type=simple
[Install]
WantedBy=multi-user.target
これもctrl+Shift+x
で保存して終了。
最後の最後に
sudo systemctl enable rc-local.service
これで全部の設定が終わったはず。
windowsとかmacとか古めのlinuxに比べてwifiドライバー使えるようにするだけでも一苦労!
wifiアダプタが使えるようになるまでの回線
Ubuntuをインストールしてから、wifiアダプタを認識させるまでにもインターネット接続が必要になる個所がいくつかあった。有線LAnがあれば問題ないけどwifiしかない環境って場合には携帯のテザリングがおすすめ。ドライバーなしでUSB接続するだけですぐに使える。