Python2.7をwindowsに導入する際にpipの設定等で悪戦苦闘したのでメモ.
Pythonのインストール
Pythonの公式ページに記載されている"Download"の項目以下からPython 2.7.11を選択し,リンク先からWindows x86-64 MSI installerをダウンロードして実行する.
インストール時にPathを設定するオプションがあるのでオンにしておくと後が楽.
設定し忘れればあとで"c:\Python27"をpathに追加すればよい.
Windows10で環境変数(システム環境変数、ユーザ環境変数)を追加
ちゃんと動作するかコマンドプロンプトで"python"と打って確認するとよい.
#pipのインストール
ここからが本題.
最新のpythonではインストール時からpipがインストールされているのだが,私の環境ではちゃんと動かなかった.
曰く
UnicodeEncodeError: 'ascii' codec can't encode characters in position 0-12: ordinal not in range(128)
みたいな感じのことを言われて動作しなかった.
文字コードがASCIIなのが悪いのはわかるが,根本的な原因がわからなかったが,いろいろ調べた結果以下の記事にたどり着いた.
pip install でUnicodeDecodeError が発生した際の対処(日本語を含むパスで)
Windowsの管理者アカウント名が日本語だったのがよくなかったようだ.
というわけで
"c:/Python27/Lib/site-packages"内に "sitecustomize.py"という名のファイルを作成して
import sys
sys.setdefaultencoding("cp932")
と記述したらpipが動作した.
python -m pip install --upgrade pip
とやればpipのアップグレードも行われて一件落着.
#パッケージの導入
ついでなので,導入に困る人が多そうなNumpyのインストール方法も述べておく.
Unofficial Windows Binaries for Python Extension Packages
で非公式にWindows用のバイナリファイルが配布されている.
ここからNumpyをPythonのバージョンとWindowsのビットにあったものをダウンロードする.
あとはダウンロードしたディレクトリに移動して
pip install (ファイル名).whl
としておけば完了.
同様の方法でmatplotlibなども導入できる.