1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

Webページが表示されるまでのブラウザ・サーバ間のやりとりについて(HTTP)

Last updated at Posted at 2022-06-04

HTTPとは

  • HTTP:Webサーバとクライアント間での情報のやりとりをする手順

    • サーバ:ネットワーク上で情報・サービスを提供する役割を持つコンピュータ
    • クライアント:サーバから提供された情報・サービスを利用する役割を持つコンピュータ

例)Webサーバから取得した情報をもとにWebブラウザが画面表示する場合、Webサーバ=サーバ、Webブラウザ=クライアント

Web上でクライアントがサーバにリクエスト(=何らかの処理の要求)を送り、それに対してサーバーがレスポンス(=リクエストへの応答)を返すことで、情報のやりとりが行われる。

WebブラウザとWebサーバ間でのリクエスト・レスポンスの流れ

1. ユーザーの入力(by リンクのクリック or URL直接入力)

URL:どのやり取りの手順で(HTTP, HTTPS, etc.)、どのサーバの、どんなコンテンツを取りに行くかを指定したもの

例)"https://en.wikipedia.org/wiki/Pekingese" というURLは、HTTPSという手順で、en.wikipedia.orgというサーバの、/wiki/Pekingeseというコンテンツを指定

2. ブラウザがHTTPリクエストを生成しサーバに送信

HTTPリクエストの構成要素:

  • リクエスト行 
    サーバへの要求内容が含まれる(メソッド、パス名、HTTPのバージョンなど)

    • メソッド(=GET, POSTなど具体的な要求内容を伝える)
      • GET:コンテンツの取得、データをサーバに送信(by URLの後ろにデータ付与⇨ブラウザに履歴残り機密性低い&文字列数に制限があり送れるデータ量少ない)
      • POST:データをサーバに送信(by リクエストボディ内にデータ付与⇨機密性高い&送れるデータ量多い)
  • リクエストヘッダー(メッセージヘッダー)
    対応しているデータのタイプ(text/htmlなど)、データの圧縮方法(gzipなど)などが含まれる

  • リクエストボディ(メッセージボディ)
    サーバに送るデータ内容が含まれる(GETだと空。POSTだとフォーム情報などがココに格納)

3. サーバは処理を行いHTTPレスポンスを生成しブラウザに送信

HTTPレスポンスの構成要素:

  • ステータス行
    ステータスコード(=ブラウザから受け取ったHTTPリクエストの処理結果通知コード)が含まれる。詳細はこちら

    • 100番台:「リクエスト処理中」
    • 200番台:「正常に処理完了」
    • 300番台:「ブラウザで追加の処理必要」例)WebサイトのURL変更で転送処理必要
    • 400番台:「クライアント側のエラー」例)リクエストされたファイルが存在しない
    • 500番台:「サーバ側のエラー」 例)高負荷状態でデータ転送できない
  • レスポンスヘッダー(メッセージヘッダー)
    サーバの種類(ATS/8.0.8など)、送信データの形式(text/htmlなど)、文字コード(UTF-8など)が含まれる

  • レスポンスボディ(メッセージボディ)
    HTMLや画像などのデータが含まれる

4. HTTPレスポンスをもとに、ブラウザはWebページを表示

サーバから送られたHTTPレスポンスのHTMLファイルで、他のファイル(画像など)を参照している場合、ブラウザは今度はそのデータをリクエストしレスポンスを受ける、というのを繰り返し、Webページの表示を完了させる。

参考資料

1
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?