Qiita Teams that are logged in
You are not logged in to any team

Log in to Qiita Team
Community
OrganizationAdvent CalendarQiitadon (β)
Service
Qiita JobsQiita ZineQiita Blog
Help us understand the problem. What is going on with this article?

Perl6の中を覗いてみる

More than 3 years have passed since last update.

この記事はPerl6 Advent Calendar2016の21日目の記事です。

昨日は、titsukiさんによる「NativeCallを使ったプログラムの一部だけを最小構成で再現する方法」でした。

こんにちは、吉祥寺.pmというイベントをやっているMagnolia Kです。

Perl6がリリース(と言っていいのか微妙ですが)されてから1年経ちました。皆さん、使っていますか?自分は使っていません!

1年ぶりにまた触ってみようかな、と思ったので以前調べたこと整理して書いてみます。

Perl6の実装を追いかける

去年の年末に比べると実装がガラっと変わることも減ってきたPerl6ですが、2015年後半の怒濤の実装変更はもの凄いものが有り、いままで動いていたコードが突然動かなくなること多々有りました。最近は落ち着いてきたとはいえ、やはり慣れない言語を使い始めるときには、実装を追いかける方法を知っておいた方がいいですね。

file-watch関数の実装を追いかける

ここではPerl6のコアモジュールであるIO::Notificationfile-watchという関数を例に実装方法の追いかけ方を紹介します。

file-watchは、Perl5でいうところのFilesys::Notify::Simpleみたいなやつで、監視対象のファイルがアップデートされたら指定したコードがキックされる、というものです。

Perl6(Rakudo)のコードはGitHub上で管理されていますので、まずはGitHubに置かれているコードを見てみましょう。

コアモジュールは、src/core/配下に配置されています。ダブルコロンをパスの区切りに置き換えてモジュールが配置されているのもPerl5と同じです。

https://github.com/rakudo/rakudo/blob/nom/src/core/IO/Notification.pm

わずか31行のコード、一つしか関数が定義されていないので、すぐに読めると思いますが、単にnqp::watchfileを呼び出して、Supplyを返しているのが分かりますね。

IO::Notificationのドキュメントには、短いですがサンプルコードが用意されているので、そちらと併せて読むとすぐに理解できるでしょう。

nqpとは?

さて、ここからが本題です。

先ほどのソースコードを見ると分かると思いますが、実装の実態はnqp::watchfileという箇所です。このnqpとは何でしょうか?

正体は、このリポジトリのコードです。

https://github.com/perl6/nqp

nqpは、'not quite perl'の略とされていて、Perl6を実装するためのPerl6のサブセットを提供します。ややこしいですね。

Perl6はMoar VMや、JVM(Java Virtual Machine)といった複数の環境で動作することを目指して作られており、それらの実行環境の差分を吸収するのが、nqpという仕組みになっています。

例えばjvm用のwatchfileメソッドは、こちらで定義されていて、実装されていない(!)ことが分かります。

実際にjvm版を実行しようとしたのですが、2016.12.19現在、なぜかmacOS上ではビルドが通らないので、それはまた今度…

一方でmoarVM用のwatchfileメソッドは、こちらで実装されていることが分かります。

これでwatch-file関数の実装が分かりましたね!(名前が逆転する理由は分かりませんでしたが…)。

おわりに

Perl6では、実装がRakudo -> nqp -> moarVM or jvmと多段階になっていて、なかなか追いかけづらい構成になっていますが、一つの関数やメソッドに絞って追いかけて行ったり、grep等を上手く使って丹念に見ていけば大丈夫です(というほど追いかけていないですが)。

明日は、titsukiさんです!

Why not register and get more from Qiita?
  1. We will deliver articles that match you
    By following users and tags, you can catch up information on technical fields that you are interested in as a whole
  2. you can read useful information later efficiently
    By "stocking" the articles you like, you can search right away