Nutanixを触ってみたいな～、
CE(Community Edition)版あるし、いっちょ環境構築してみますか！
という軽い気持ちで始めた所、
ちょいちょい躓いたので備忘録として作成。
１．Nutanix CE 2.1の動作要件
| 項目 | 要件 | 補足 |
|---|---|---|
| CPU | 4コア以上 | Intel：第2世代以降 AMD：Zen以降 |
| メモリ | 32GB | 64GB推奨 |
| ディスク | Hypervisor：32GB以上 Hot Tier：200GB以上 Cold Tier：500GB以上 |
AHV用 CVM用 データ用 |
CVM用ディスクは容量を大きくしても無駄にならない様です。
https://www.reddit.com/r/nutanix/comments/1bliv2l/does_the_cvm_disk_contribute_to_storage_or_is_the/
２．ハードウェア
ミニPC：GMKtec M5 Plus
CPUはRyzen 7 5825U(8C/16T)
メモリは64GB(32GB×2)へ換装
参考URL：https://liberation-of-se-like-slaves.net/nutanix-ce-3-tier
ポータブルSSD：Buffalo SSD-PUT250U3-B/N
外付けSSDでいけるという情報が複数見られた為、AHV用ディスクとして購入
※後述するが、ここでも躓いた
３．IPアドレス
とりあえず7つあればいいです。
Network：192.168.2.0/24。
Cluster Virtual IP: 192.168.2.30
| 端末 | AHV | CVM |
|---|---|---|
| PC1 | 192.168.2.31 | 192.168.2.32 |
| PC2 | 192.168.2.33 | 192.168.2.34 |
| PC3 | 192.168.2.35 | 192.168.2.36 |
４．インストールメディア作成
Nutanix Ce 2.1のisoは下記からDL。
アカウントがない人は作成しましょう。
※gmail等のフリーアドレスは不可
構築したクラスタのダッシュボードに入る際にも必要になります。
My Nutanix へログインしたら、Community Editionへアクセス。
isoをDLしましょう。
Rufusを使ってインストールメディアを作成。
５．インストール
躓きポイント1
使用するディスクのパーティションは全てを削除しておこう
中途半端にパーティションが残っているとインストールメディアのマウントに失敗します。
（Windowsパーティションが悪かった気がする）
ミニPCにUSBメディアを挿して、ブートしましょう。
しばらく放置したらインストール画面が表示されます。
躓きポイント2
LiveCDのスクリプトを書き換えよう
今回は外付けSSDにAHVをインストールする為、画面通りに進めても失敗します。
回避方法
インストーラ画面で[Ctrl + C]を入力し、中断。
'pythonファイルを書き換える
$ vi phoenix/minimun_reqs.py
'185行目 [disk.isUSB or]を削除
- if disk.isUSB or disk.size < 99:
+ if disk.size < 99:
'インストールを再開
./ce_installer && screen -r
各値を入力し、Next Page。
ライセンス条項画面。
最後までスクロールし、画面端の[U] ⇒ [｜]にする。
I accept the end user license agreement. でスペースを押して[ ] ⇒ [x]にし、Start
インストールが終わればUSBを抜いて再起動。
残り2台にも同じことを行う。
６．クラスター作成
各CVMにsshで接続。
下記コマンドを実行し、foundation, genesisが動作してることを確認
| username | password |
|---|---|
| nutanix | nutanix/4u |
$ genesis status
2025-01-09 15:05:18.478551: Services running on this node:
foundation: [9246, 9309, 9310]
genesis: [8421, 8504, 8553, 8554]
当然ながら、AHVが起動後にCVMが起動する。
CVMが起動しても直ぐにfoundation, genesisが起動するわけではない。
5分ほど放置しましょう。
3台ともサービスが起動したらクラスタ作成コマンドを発行。
時間がかかるのでしばらく放っておきましょう。
'どのCVMからでもok
$ cluster -s 192.168.2.32,192.168.2.34,192.168.2.36 create
'※シングルノードの場合はこっち
'$ cluster -s <CVM-IP> --redundancy_factor 1 create
'クラスタ作成完了後、ステータス確認
$ cluster status
The state of the cluster: start
Lockdown mode: Disabled
CVM: 192.168.2.32 Up
Xmount UP [63278, 63452, 63453, 63508]
IkatProxy UP [63024, 63224, 63225, 63226]
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
CVM: 192.168.2.34 Up
Xmount UP [63278, 63452, 63453, 63508]
IkatProxy UP [63024, 63224, 63225, 63226]
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
CVM: 192.168.2.36 Up
Xmount UP [63278, 63452, 63453, 63508]
IkatProxy UP [63024, 63224, 63225, 63226]
７．Web Console
ブラウザでCVMに接続
http://192.168.2.32:9440/console/#login
| username | password |
|---|---|
| admin | nutanix/4u |
初回はパスワードの変更求められる。
変更後、再度ログインを行う。
パスワード入力を誤ってadminがロックされた場合、
5分待つ or 下記コマンド
'adminユーザのアカウントロック解除
$ sudo faillock --user admin --reset`
Nextユーザでの認証を求められる。
isoのDLで使用したアカウントを使用する。
私の場合、下記で再度登録しないとダメだった
https://www.nutanix.com/products/community-edition/register
ダッシュボードが表示される。
日本語化
Home ⇒ Settings ⇒ Language Settings ⇒ 日本語
Cluster Virtual IP
左上のクラスタ名(デフォ：umnames)から設定可能。
