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KiCADでRS272Xのガーバデータを要望されたときの設定

Last updated at Posted at 2017-12-16

#はじめに
 基板設計のフリーのCADであるKiCADでRS272Xのガーバデータを要望されたのですが、調べてみたけどどこにも記載がなくて、試行錯誤しました。備忘録として記載します。
 KiCADのバージョンは4.0.7です。

#RS272Xを出力する設定
次のような設定でガーバデータを出力したら、製造会社で受け付けてもらえました。
フォーマットを4.5にして、Protelの拡張子を使用をOFF、拡張属性を含むをOFFにしています。
Image1.png
※同じ設定で274Xで要望されたところにも対応できました。

#普段の設定
いつもはP板ドットコムで頼んでいるのですが、この時は以下の設定で出力しています。
フォーマットを4.6にして、Protelの拡張子を使用をON、拡張属性を含むをONにしています。
Image2.png

#Elecrowの設定
最近Elecrowでよく頼んでいます。(何しろ安いので)この時の出力は下記の設定にします。
Image3.png

出力した後、以下のバッチファイルで拡張子を変更してファイルを送っています。

sample.cmd
set %n=Sample

del %n%.GTL
del %n%.GBL
del %n%.GTS
del %n%.GBS
del %n%.GTO
del %n%.GBO
del %n%.TXT
del %n%-NPTH.TXT
del %n%.GML

ren %n%-F.Cu.gbr %n%.GTL
ren %n%-B.Cu.gbr %n%.GBL
ren %n%-F.Mask.gbr %n%.GTS
ren %n%-B.Mask.gbr %n%.GBS
ren %n%-F.SilkS.gbr %n%.GTO
ren %n%-B.SilkS.gbr %n%.GBO
ren %n%.drl %n%.TXT
ren %n%-NPTH.drl %n%-NPTH.TXT
ren %n%-Edge.Cuts.gbr %n%.GML

※Elecrowは安いのでいいのですが、基板表面に傷やレジスト剥がれがよくあります。そういうものと割り切って使わないと残念な気分になります。
また、ビアを0.6mmビア穴0.3mmで注文していた時は何回か数%の確率でビアが導通していないものがありました。ビアを0.8mmビア穴0.4mmにしてからはそのようなことは(今のところ)発生していません。

#Gerberデータの説明
上記の普段の設定で出力されるデータの意味です。
基板は両面基板で、部品面のみシルク印刷とします。
Sample-Edge.Cuts.gm1   基板外形
Sample-F.Cu.gtl     部品面(F面)パターン
Sample-F.Mask.gts    部品面(F面)レジスト
Sample-F.SilkS.gto    部品面(F面)シルク
Sample-B.Cu.gbl     半田面(B面)パターン
Sample-B.Mask.gbs    半田面(B面)レジスト
Sample-drl_map.gbr    穴位置と種類を記したドリルマップファイル(P板.COMでは、これを使用)
Sample-NPTH-drl_map.gbr  穴位置と種類を記したドリルマップファイル(P板.COMでは、これを使用)
Sample-NPTH.drl      ノンスルーホール用ドリルデータ
Sample.drl        スルーホール用ドリルデータ
Sample-drl.rpt      ドリルデータレポート(使わない)

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