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Power Automate for desktop から SharePoint クラウド アクションを利用する-事前準備

Last updated at Posted at 2022-09-07

はじめに

Power Automate for desktop (PAD) に追加された SharePoint クラウド アクションの利用について説明する記事です。
本記事では、利用時の必須の設定となる「接続参照の設定」について説明します。

(2023/6/3 追記)
接続参照は、Power Automate for desktop 上から設定することが可能となりました。(PAD の ver 2.33 で確認)
そのため、この記事の手順は必須ではありませんが、参考情報としてご覧ください。

なお、PAD 上からの設定については、クラウド アクションを選択すると以下のような設定画面が表示されますので、アカウント情報を入力し、サインインすることで完了します。

(OneDrive アクションの例)
image.png

前提事項

1.ライセンス

SharePoint クラウド アクションは、プレミアム アカウントを持つユーザーにて使用することができます。(2022/8/23 時点)
プレミアム アカウントを持つユーザーは、Power Automate の アテンド型 RPA のユーザーごとのプランやその試用版のライセンスが割り当てられたユーザーが対象となります。
つまり、Microsoft アカウントや上記ライセンスが付与されていない Microsoft 365 のアカウント (所謂、無償アカウント) では使用できない想定です。

2.PAD のバージョン

SharePoint クラウド アクションは、Power Automate for desktop のバージョンが、Ver 2.23 以上で利用できる機能です。
必要に応じ PAD のアップデート機能や以下のリンクから最新版の PAD をダウンロードし、バージョン アップを行います。

接続参照の設定

接続参照の設定が無いと SharePoint アクションは利用できない

PAD の SharePoint アクションの利用には接続参照の設定が必要となります。
接続参照の設定が実施されていない場合、SharePoint アクションの利用時に「接続参照を取得できませんでした」 のメッセージが表示され、使用することができません。

image.png

接続参照の設定方法

接続参照の設定は、クラウドの Power Automate 上のソリューションの中で、"SharePoint" コネクターへの [接続参照] を設定が必要です。
以下に手順について記載します。

  1. クラウドの Power Automate にアクセスし、[ソリューション] を選択し、任意のソリューションを選択または作成します。(PAD の フローが保存さえているソリューションが好ましいと思われます。)
    image.png

  2. ソリューション内に [接続参照] を追加します。[新規] > [その他] > [接続参照] を選択します。
    image.png

  3. 新しい接続参照の設定で、[コネクター] から "SharePoint" を選択し、保存します。設定は以上です。
    image.png

  4. 設定が完了すると SharePoint アクションが利用することができます。
    image.png

参考情報

接続参照の設定や説明については、下記公開情報にも説明があります。

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