##Command Line Toolsを用意
Command Line ToolsはWebアプリケーション開発に必要なソフトウェアをダウンロードするために必要な機能です。
ターミナルからCommand Line Toolsをインストール
$ xcode-select --install
出てくるポップアップには「インストール」→「同意する」→「完了」の順にクリック。
##Homebrewを用意
Homebrewというソフトウェア管理ツールを導入します。
$ cd # ホームディレクトリに移動
$ pwd # ホームディレクトリにいるかどうか確認
$ ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)" # コマンドを実行
※処理に時間がかかる可能性のある操作
処理が進んでいくと、「press RETURN to continue or any other key to abort」(「続けるにはエンターキーを、やめるにはそれ以外の入力をしてください」)と表示されるので、ここではエンターキーを入力して先に進めましょう。
さらに、「password: 」と表示されたら、PCのパスワードを入力してください。
ターミナル上でパスワードを入力しても文字は表示されませんが、間違いなく入力はされています。パスワードを入力し終わったらエンターキーを押してください。
その後、ダウンロードが完了し、再びコマンドを入力できるようになれば成功です。
##Homebrewがインストールされているか確認
以下のコマンドを実行しましょう。
$ brew -v
Homebrewがインストールされているかを確認します。以下のように、Homebrewのバージョン情報が表示されれば無事にインストールされています。
$ brew -v
Homebrew 2.1.13
Homebrewをアップデート
$ brew update
##Homebrewの権限を変更
$ sudo chown -R `whoami`:admin /usr/local/bin
##rbenv と ruby-buildをインストール
$ brew install rbenv ruby-build
##rbenvをどこからも使用できるようにする
$ echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.zshrc
##zshrcの変更を反映させる
$ source ~/.zshrc
##readlineをinstallし、どこからも使用できるようにする
ターミナルのirb上で日本語入力を可能にする設定を行うために、以下のコマンドでインストールしましょう。
$ brew install readline
$ brew link readline --force
##rbenvを利用してRubyをインストール
Webアプリケーション開発用のRubyをインストールします。以下のコマンドを実行しましょう。
$ RUBY_CONFIGURE_OPTS="--with-readline-dir=$(brew --prefix readline)"
$ rbenv install 2.5.1
※処理に10分程度かかる可能性のあるコマンドです。
2.5.1と書いてあるのは今回インストールするRubyのバージョンです。
##利用するRubyのバージョンを指定
インストールしたRuby 2.5.1を使用するために、以下のコマンドを実行しましょう。
$ rbenv global 2.5.1
##rbenvを読み込んで変更を反映させる
$ rbenv rehash
##Rubyのバージョンを確認
$ ruby -v
Rubyのバージョンが、先ほどインストールした2.5.1であることが表示されれば完了です。
##MySQLのインストール
MySQLは、Webアプリケーションにおけるデータを蓄積する場所のことです。
$ brew install mysql@5.6
※処理に時間のかかる可能性があるコマンドです。
##MySQLの自動起動設定をする
MySQLは本来であればPC再起動のたびに起動し直す必要がありますが、それは面倒であるため、自動に起動するようにしておきましょう。
$ mkdir ~/Library/LaunchAgents
$ ln -sfv /usr/local/opt/mysql\@5.6/*.plist ~/Library/LaunchAgents
$ launchctl load ~/Library/LaunchAgents/homebrew.mxcl.mysql\@5.6.plist
##mysqlコマンドをどこからでも実行できるようにする
# mysqlのコマンドを実行できるようにする
$ echo 'export PATH="/usr/local/opt/mysql@5.6/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc
$ source ~/.zshrc
# mysqlのコマンドが打てるか確認する
$ which mysql
# 以下のように表示されれば成功
/usr/local/opt/mysql@5.6/bin/mysql
##mysqlを起動を確認
# mysqlの状態を確認するコマンドです
$ mysql.server status
# 以下のように表示されれば成功
SUCCESS! MySQL running
##Railsを用意
Rubyの拡張機能(gem)を管理するためのbundler(バンドラー)をインストールします。
$ gem install bundler
##Railsをインストール
$ gem install rails --version='5.2.3'
##rbenvを再読み込み
$ rbenv rehash
##Railsが導入できたか確認
以下のコマンドを実行して、Rails 5.2.3が表示されれば問題なくインストールが完了しています。
$ rails -v
##Node.jsを用意
Railsを動かすためにはnode.jsが必要となり、それをHomebrewを用いてインストールします。
##Node.jsのインストール
$ brew install nodejs
この時、最後にError: node 13.10.0 is already installedと表示されても問題ありません。
##Node.jsが導入できたか確認
以下のコマンドを実行して、v13.10.0のようにバージョンが表示されれば、問題なくインストールが完了しています。
$ node -v
####以上でWebアプリケーション開発のための環境構築は完了です!