概要
BIツールのRedashが人気ですね。
利用環境は色々有ります。
今回は、Provision Scriptを実行するDockerfileを作成してサクッと試してみる方法を紹介します。
本格的に利用したくなったら、ホスティングやAWSオープンソース版等を利用してみると良いでしょう。
Dockerfileを作成するのも面倒な人用に、Docker Cloudにイメージをアップしました。
バージョンは、4.0.1+b4038です。
$ docker run -d -p 8125:80 maedamikio/redash
利用環境は色々
ホスティング
30日間は、無料なので試してみるには十分でしょう。ただ、Liteプランでも3,000円/月ちょっとです。
- 30日間は無料
- Lite $29 / 月
- Startup $99 / 月
- Business $450 / 月
オープンソース
AWS
AMIが提供されています。EC2の料金だけ必要ですね。
バージョンは、0.11.1です。
Google Compute Engine
下記の手順が記載されています。Compute Engineの料金だけ必要ですね。
バージョンは、0.9.1です。
$ gcloud compute images create "redash-091-b1377" --source-uri gs://redash-images/redash.0.9.1.b1377.tar.gz
Docker Based Developer Installation Guide
開発者向けの環境です。
以下がインストールされている必要があります。
- Docker
- Docker Compose
- Node.js
そして、下記を実行する必要があります。
$ docker-compose up
$ npm install
$ docker-compose run --rm server create_db
$ docker-compose run --rm postgres psql -h postgres -U postgres -c "create database tests"
Developer Installation Guide
開発者向けの環境です。
色々なパッケージのインストールと設定が必要です。ちょっと面倒な感じです。
Provision Script
下記の環境で動作確認されてます。
バージョンは、2.0.1+b3080です。
- Ubuntu 12.04
- Ubuntu 14.04
- Debian Wheezy
物理サーバやVirtualBox等で仮想サーバを準備して、スクリプトをダウンロード、実行するだけでOKです。
$ wget https://raw.githubusercontent.com/getredash/redash/master/setup/ubuntu/bootstrap.sh
$ chmod u+x bootstrap.sh
$ sudo ./bootstrap.sh
参考
https://redash.io/help-onpremise/setup/setting-up-redash-instance.html
Dockerでサクッと試してみる方法
今回は、Provision Scriptを実行するDockerfileを作成して、docker buildします。
あとは、docker runするだけです。
Dockerfileの作成
Provision Scriptは、物理サーバ等で動作確認されているので、docker buildでは、正常終了しません。そこで下記をDockerfileに加えています。
- 必須パッケージ
- postgresqlとProvision Scriptの同時実行
- redisのゴミファイルの削除
- 関連サービスの同時起動
Dockerfile
FROM ubuntu:16.04
RUN apt-get update && apt-get install -y \
curl \
postgresql \
redis-server \
sudo \
wget \
&& apt-get clean \
&& rm -rf /var/lib/apt/lists/*
RUN service postgresql start && service redis-server start && curl -sL https://raw.githubusercontent.com/getredash/redash/master/setup/ubuntu/bootstrap.sh | bash
EXPOSE 80
CMD service nginx start && \
service postgresql start && \
service redis-server start && \
service supervisor start && \
tail -f /dev/null
イメージの作成
結構時間がかかります。コンパイルが多数実行されている様です。
$ docker build -t redash .
コンテナの起動
あとは、下記でOKですね。
$ docker run -d -p 8125:80 redash
まとめ
なるべく手間をかけずにRedashを試してみる方法を紹介しました。
dockerの1コンテナ1プロセスの原則は守られていません。
本格的に利用する場合は、ホスティングやEC2等の利用を検討しましょう。