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TWE-Lite-2525Aで開閉センサ(Twitter連携) を作ってみた

Last updated at Posted at 2016-08-15

#TWE-Lite-2525Aで開閉センサもどきを作ってみた

 夏季休暇を利用して、電子工作にチャレンジして見ました。Qiita初投稿です。

#今回のゴール
 小型の加速度付きIOTセンサ(TWE-LITE-2525A)を利用して振動(加速度)を検知、TwitterのAPIにPOSTする。

 DSC_0448.png

### 今回購入したもの
  秋月電子からWebで購入。2日ほどで到着しました。
  - モノワイヤレス株式会社:
    1.TWE-LITE-2525A(トワイライトニコニコ)
    2.MONOSTICK(モノスティック)
  - ゴールデンパワー製
    3.リチウム電池 CR2032

 その他開発環境:

  - Windows10(64bit)
  - Python3系

#1.TWE-LITE-2525Aの準備
 購入時のままだと、トワイライト2525から送信されてくるデータが扱いづらいので、
 MONOSTICK、TWE-LITE-2525Aの設定を書き換えます。

 書き換えるには、「OTA」と言われる機能を使うんですが
 「USB側(受信機:モノスティック側)へファームを書き込み、USB側からセンサ側へ無線で上書き」をする仕組みです。
 ただし、USB側はその後受信機として利用するのでまた受信機用としてのファームを上書く必要があります。
 #Over The Airの略らしい。

 公式の動画があるので以下をみると概要がつかみやすいです。
 https://www.youtube.com/watch?v=uq_pkrvypBA

 流れがわかったけど、実際どうやって何を書き換えるんだ、、、ってことです。
 公式HPの情報が散らかっており、動かすまでに少しハマりました。

### 1-1.上書き用データの準備
 「Samp_Monitor アプリケーション」を以下からDLします。
 https://mono-wireless.com/jp/products/TWE-Lite-2525A/firmware_update.html

 1.Samp_Monitor_EndDevice_Input_JN5164_CNFMST_1_6_1.bin
 2.Samp_Monitor_EndDevice_Input_JN5164_LITE2525A_1_6_1.bin
 3.Samp_Monitor_Parent_JN5164_1_6_1.bin

 DLしてきたZIPファイルには上記3つが入っていますが、
 センサ側にインストールするbinは1を利用、 USB側にインストールするbinは3を利用します。
 ※2は今回は不要です

### 1-2.USBへのファーム書き込み
 「Windows 用 TWE-LITE プログラマ」を以下からDL/インストールします。
 http://mono-wireless.com/jp/tech/misc/LiteProg/

 本アプリケーションを利用して、各種ファームウェアをUSB側モノスティックに書き込みます。
3 monopg.png

 別ウインドウなどでMONOSTICKが認識されていると、本アプリケーション側で認識されないのでご注意を。
 そのほか、認識されない場合はUSBを抜き差しするとよいかも。

### 1-3.センサー側へのファームウェア書き込み
 上記、TWE-LITE プログラマを利用して、センサ側に書き込むファームウェア   
 (1.Samp_Monitor_EndDevice_Input_JN5164_CNFMST_1_6_1.bin)をUSBに書き込みます。

 動画の要領で、任意の設定に変更します。(「S」で設定を保存を忘れないように)
 TeraTermでのシリアル接続やボーレートの設定等細かいものは別途公式を参考。

 今回の設定は以下画像を参考
sensor.png

 設定完了後、センサをUSBに近づけたままリチウム電源を入れて、
 センサ側ファームの書き換えをしてください。

### 1-4.USB側へのファームの書き込み
 TWE-LITE プログラマを利用して、USB側に書き込むファームウェア
 (3.Samp_Monitor_Parent_JN5164_1_6_1.bin)をUSBに書き込みます。

 動画の要領で、任意の設定に変更します。(「S」で設定を保存を忘れないように)

 今回の設定は以下画像を参考
usb.png

 USB側はこのままで設定が完了です。

### 1-5.動作確認
TeraTermから確認をすると、以下のようにkey=valueの状態で各種値を取得できます。

センサーの反応がない場合は、「ts」タグのみが出力されます。
 x軸、y軸、z軸が取れてますね。(今回はそこまで見ません)
kyacchi.png

2.Python側プログラムの作成

 初めてPython書いてみました。
 Pythonのインストール、TwitterAPI作成については別途参考願います。

 PythonでのTwitter(OAuth)連携はrequests-oauthlibという Python 用の OAuth 認証ライブラリを利用。
 こんな感じでライブラリをインストール。

pip install requests requests_oauthlib

 モノワイヤレス社のHPにあるサンプルを参考にコードを作成。
 全体のソースコードはこんな感じ。

DetectionTweet.py
import serial
import requests
from requests_oauthlib import OAuth1Session
from datetime import datetime

CK = 'Write your Consumer Key'
CS = 'Write your Consumer Secret'
AT = 'Write your Access Token'
AS = 'Write your Accesss Token Secert'

# COM3を開く
s = serial.Serial('COM3', 115200)

# ツイート投稿用のURL
url = "https://api.twitter.com/1.1/statuses/update.json"

# 無限ループ
while 1:
    data = s.readline()
    
    # 先頭の「:」を取り除く
    data = data[2:]
    spilitdatum = data.decode('utf-8').split(":")
    
    dict = {}
    
    # key,value型にしてディクショナリに保存
    for spilitdata in spilitdatum:
        
        s_key = spilitdata.split("=")[0]
        s_val = spilitdata.split("=")[1]
        
        dict[s_key] = s_val
    
    # センサーから検知がない時は「ts」のkeyしかとれないので、
    # ここでは適当なkeyとして[id]で判断
    if ("id" in dict):
        
        # ツイート本文
        # Twitterは同一本文だとStatus is a duplicateで403Statusになるので時刻をつける。
        params = {"status": "Vibrate Detection! " + "\n" + datetime.now().strftime('%X')}
        
        # OAuth認証で POST method で投稿
        twitter = OAuth1Session(CK, CS, AT, AS)
        req = twitter.post(url, params = params)

        # レスポンスを確認
        if req.status_code == 200:
            print ("OK: %s" % req)
        else:
            print ("Error: %s" % req.content)

s.close()

3.TWE-Lite-25252AとTwitterの連携確認。

 簡易ですが、ドアにピタリ。
DSC_0450.png

 ドアの開閉で見事Tweetしてくれました。
cmd.png

Detect.png

 このままだと検知が多すぎる(一回のドアの開け閉めで2,3通の通知が来る)ので、
 無線側の通知タイミング(デフォルト0.5秒)をへらしたり、Python側、サーバ側での調整が必要そう。
 Twitterのリソースも使いすぎるしね;;

 あとは、AWSIoTとかMQTTとか組み合わせるとIOTサービスのできあがり。
 子供の夏休みの宿題に電子工作はいかがでしょう?

 ということで、初めてQiita書いたけど疲れた。

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