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自分のキャリア: エンジニアのネガティブキャリア

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こちらの記事に刺激され書きました

何か書くことで誰かの参考になることもあるかもしれないかと思いました。

自己紹介

40代前半のエンジニアです。大学時から違和感を感じメンタルヘルスの持病を持っています。
高校で商業系の情報処理科に進みプログラミングと出会い、大学も工学系の経営工学で、ちょっとプログラミングをしてました。
高校時に基本情報技術者試験に受かり、学校の情報系のテストはいつも満点でした(アルゴリズム系が好きでした)。大学時アルバイトでプログラミングのアルバイトをしていました。

大卒から、下請けのお客様先常駐のSEを7年くらいして、4社転職しています。
8年離職して、Webエンジニア1年半やり、今フリーランス(開始直後)です。

新卒の就職活動

なんだかわからないまま、就職活動が始まってしまい、リクルートの就職フェスタなどの行きました。
何社か受けては落ち、「プログラミングのアルバイトをしていた」とかの経験談は「なら、その会社に勤めれば」的な返しをされました。体調に違和感を持っていたため、長くて1年半くらいのアルバイト経験とかしかなく、「長くアルバイトをしたとか何か長く何かをやった経験はないわけ?」とかすごく苦い顔で言われたのを覚えています。

結局は、「何もプログラミングを知りません」て言うことで合格率が多くなりました。
それで体育会系の100人規模の会社に受かり入社しました。

1年目から5年目

下請けのお客様先常駐のSIerで製造工程(コーディング)を主に行ってました。
同じ専門学校からの卒業生を多くとっている会社だったので、専門学校でない大学卒業生は何も知らないと、暗黙の優劣がありました。「自分たちよりできないのに大卒の方が給与良くていいよね」と同期に言われたこともあります。

最初は、順調でした。教えてもらいOJTで業務に慣れていきました。
ただ、半年から1年くらいしたら、「設計チームに行くか?」と上司から言われてました。
ただ、そこで私は間違えました。同じチームに配属された同期がもう1人いて、製造工程が苦手な人で「自分は今回設計にいけなければ、会社を辞める」と言ってました。
だから「(その同期)を設計チームで大丈夫です。自分は今辞めたいとか考えてないので、次の機会で大丈夫です」と答えました。

結局、同期が設計に上がり、私は製造チームに残りました。ただ、快く話を聞いてもらってると思ってた上司には、飲み会ごとに「お前は俺がせっかく設計に上げようとしたのに断ったんだ。お前の後輩が設計に上がってもお前は製造のままだ」と言われ、自分も正直設計に上がりたかったし、製造チームのままだと仕様とかわからないことも多くて辛かったので、年数が上がるほどしんどくなり飲み会でその言葉を言われるたびに泣き出して、周りから呆れられていました。

そんなわけで1年から5年目は製造をしていました。夜勤の1人での待機などもあり、設計工程は行ってないので、わからないことも多くあり、次第に仕事中や通勤時毎日泣いている状況になりました。
エンジニアでこれは多いのですが、仕事中に泣いてる人がいても声もかけてもらえない現場は多いです。

6年目

6年目に何度もやりたいと言って念願叶って設計工程をおこなうことになりました。
ただ、もう6年でした。一から教わるには無理があるのに気づいてませんでした。言われたことは「今まで製造工程やってたから分かるでしょ。それで設計書書いて」でした。
分かりませんでした。何度も最初に設計チームに上がれなかったことを後悔して、分からないまま設計書を書いて、分からないまま注意され、終わってで分からず、泣いてばかりでした。
結局、もうこのままでは自分は潰れると思い転職を決意しました。

SE4社転職のあたり

転職すれば何かが変わると思っていましたが、もう経験者転職になり、どこへ行っても経験者として扱われました。
より多くのことを要求され、マネジメントなども行いましたが、事前に言われることもなく、知識もなく、相談できる人もいなく、なんだか分からないままやり、なんだか分からないまま非難をされました。
結局、このあたりとかは完全に潰れていたんだと思います。自分に関わって苦しい思いをした人に申し訳なく思います。

今まで当たり前だったことも営業さんとの仲とかは転職先ごとに違い、「エンジニアが何かになりたいとか言うもんじゃない、営業が必死にとってきた仕事をしてるのに仕事を選ぶような言葉を言うのはすごい非常識だ」と言われたこともあります。

Webエンジニア

体調不良での離職中に「コンピュターはなぜ動くのか」とかの本を100冊くらい読み自分の知識を見直して、スタートアップのWeb企業に転職しました。ただ、余裕のない会社だったので、周りのきつい言い方(本人無自覚)にすぐメンタル面の体調不良を起こしてしまい、退職しました。

今はフリーランスを始めて仕事を探しているところです。

自分はどんなエンジニアになりたいのか

考える(設計)と作る(製造)を行い、使ってる人が楽しかったり、当たり前のことが当たり前にできる、そう言うものを開発できるエンジニアになりたいです。アーキテクト領域に強くなりたいです。

自分の弱い部分は何か

とにかく会社選びが下手なんだと思います。面接が下手。ポートフォリオでも用意すればいいのに、そう言うことも考えすぎて作れない。流されるままに面接して受かったとこに就職して、流されるままに1人良くわかんないことになっている。
周りに助けは求めるんですが、仕事の経過以外で自分のことを話すのが下手すぎで、どれだけ追い詰められているのか伝わってないため変なことになるんだと思います。

まとめ

なんか自分がアレな人なのかなと印象を受ける人も多いと思います。ただ、これも紛れもなくエンジニアのよくある現状です。
転職先の現場で私以外の女性エンジニアが泣いてる現場は正直良くありました。
女性でなく男性エンジニアでこういうことになる人もよくいます。

10年前から20年前の状況なので今がどういう社会かは分かりませんが、良い社会になることを願います。

読んでいただき、ありがとうございます。

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