自学
ウェブアクセシビリティ基本講座
株式会社インフォ・クリエイツが提供する「ウェブアクセシビリティ基本講座」を受講した。
費用は無料。全40ページほどのPDFを読み、小テストに答えるだけの簡単な内容である。
早い人なら半日で修了できるだろう。
結論からいえば、フロントエンドエンジニアの実践的スキルを高めるような講座ではなく、期待したものとは違っていた。
- 各章概要
- 第1章:ウェブアクセシビリティの定義や障害者のインターネット利用状況。
- 第2章:国際標準であるW3CのWCAG2.0やISO 40500について。アクセシビリティ向上の原則と達成基準。
- 第3章:米国・欧州・日本の法規制や企業・政府の対応の比較。
- 第4章:日本のJIS X 8341-3規格について。適用範囲や基準など。
- 第5章:総務省の「みんなの公共サイト運用ガイドライン」について。公的機関が遵守すべき運用ルールについて。
- 障害者についての社会情勢、歴史、法律などの解説が主で、まさに「座学」という感じ。
- PDFの説明にも、小テストにも、洗練されていない箇所が多く見受けられた。正直「ちゃんと教える気あるのかな?」「10年以上前に一度資料を作ったきり放置しているんだろうな」と感じられた。例えば、小テストの一部に「この問題は現在改修中です。」と書いてあり、選択肢が空白のものがあった。いや、改修中なのはまぁ分かるとして、そんなのはオモテに表示されないようにしてほしい。
- 多くの費用・時間をかけてまで上級講座を受けるメリットは感じられなかった。(上級講座の「ウェブアクセシビリティ品質管理技術者講座」は38万円もかかる。これだけの高額な講座を販売したいなら、入り口となる無料講座をもう少し丁寧に整備するべきではないか、と感じられてならなかった。)
より実践的なものを身につけたいなら、デジタル庁の「ウェブアクセシビリティ導入ガイドブック」を読んだほうがよさそう。
朝までマークアップ2
「朝までマークアップ2(CSS編)」というウェビナーを購入して、視聴した。
23名の異なる人物が、15分ずつ CSS についての発表を行っている。1つ1つが短いので、サクサク見やすい。
扱う内容は多岐にわたっている。
最新のCSS仕様(:has()
など)、TailWind、アクセシビリティ、ノーコードツールとの組み合わせ....など、さまざまな切り口がありCSSの奥の深さを感じさせられる。
職務
いつまでも切れないキャッシュ
修正したファイルをサーバにアップしたのに、いつまで経ってもキャッシュが切れず、顧客確認に出してよいものかどうか、社内一同でてんやわんやとなった件があった。
結論としては、サーバー側のキャッシュを保持する機能が原因であり、クライアント側でどれだけ Ctrl+F5
を押しても解決するような問題ではなかった。
- Amazon S3:Amazon が提供するクラウドのストレージサービス。まぁざっくりいえば、ファイルをアップする先のサーバ。
- Amazon CloudFront:S3を配信元としてて、多数のネットワークから配布するCDNサービス。
こういうケースは CloudFront の管理画面に入って、手動でキャッシュを切らないといつまでも直らない。