Node.js 18以降のSlim/Alpine版Dockerイメージ内からHTTPの疎通確認をワンライナーで行う

Node.js公式Dockerイメージのうち、Slim版やAlpine版には curl も wget も入っていない。

よってコンテナ内からHTTPサーバーの疎通確認・死活監視などを行う際にこれらを使った方法は採用できない。

compose.yaml

services:
  service:
    # ...
    healthcheck:
      test: curl -f http://localhost:3000/ # --> 必ず `Unhealthy` になる
      interval: 5s

しかしNode.js 18以降（フラグ付きなら17.5以降）では fetch が使用できるようになったため、これで代替できる。

compose.yaml

services:
  service:
    # ...
    healthcheck:
      test: echo "fetch('http://localhost:3000/')" | node
      interval: 5s

ポートが複数の場合はforEachで回せる。

echo "[3000,6006].forEach(p => fetch('http://localhost:' + p))" | node

数珠つなぎにすることもできる。

echo "fetch('http://localhost:3000/');fetch('https://example.com/');" | node

自分自身の死活監視やちょっとしたコンテナ間依存関係の構築用であればこれで十分な場合も多いと思われる。