はじめに
土壌水分センサーはMicro:bit用のものが販売されています。
私は手に取ってみてがっかりしました。
センサーがFR-4プリント基板で電極は金鍍金した銅板。
土の直流抵抗を測るものでした。
問題点
- 電極の銅が溶け出し、土壌を汚染する。
- 電気分解が起きて、酸素塩素水素が発生する。
- 分極が起き測定値は不安定になる。
- たとえ防水してもこういった問題があるので、1時間の授業中に「実験?」するのが関の山である。
- 土壌が汚染されるのでたとえ収穫しても食べられない。
環境
この解説は次の環境で検証した。
- micro:bit v1 v2.2
- MakeCode
- Windows 11
目標
- ケースに入れ防水さえすれば実圃場で測定。
- 市販測定器と同等の安定性。
- Micro:bitに外付けする部品は最小限とする
- あるものを使って安く仕上げる
材料
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Micri:bit v1
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同エッジコネクタ
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25V0.1μF積セラコン(c1)
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1kΩ 1/8W x2 (うち一本は試験用)(R1)
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マイクケーブル MVVS 2S (センサー用長さ適宜)
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ステンレス釘Φ2.7x50mm x2
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無洗浄型高性能やに入りハンダ Superot RA SWA-12
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UVレジン
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PETボトルの蓋
センサーの製作
- 無洗浄型高性能やに入りハンダ Superot RA SWA-12でSUS釘頭を予備半田する。
- 説明書きには無洗浄でよい旨の記載があるが、汚い。アルコールで拭いた方が良い。
- ケーブルを剥いて芯線を出し、半田付けする。
- PETボトルキャップにΦ2.6の穴を20mm間隔で2個開ける。
- ケーブルを付けた釘を圧入する。
- UVレジンでモールドし、UV UEDでキュアする。
- ケーブル反対側も剥いておく
Micro:bit付加回路
プログラム
下記からダウンロードしてください。
https://makecode.microbit.org/_20Ri8MdXzFdu