33
19

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

GoでCGIしてみる

Last updated at Posted at 2018-12-02

というわけでCGIしてみます。

一般的なGoのWebアプリケーションからの置き換え

普通、GoでWebアプリケーションを作るときは、net/httpを用いてHTTPをしゃべるサーバを立てるかと思います。もしくは、各種フレームワークが同じようなことをやるでしょう。

import "net/http"

func main() {
    http.ListenAndServe(
        ":8080",
        http.HandlerFunc(func (w http.ResponseWriter, r *http.Request) {
            // do something
        }),
    )
}

CGIの場合は、Apache等のサーバがHTTPをしゃべるサーバとなり、CGIプログラムをサーバが実行します。なので、上記方法はそのまま使えません。

そこでGoにはnet/http/cgiというものがあります。これは上記net/httpListenAndServeを置き換えればいいだけです。

import (
    "net/http"
    "net/http/cgi"
)

func main() {
    cgi.Serve(
        http.HandlerFunc(func (w http.ResponseWriter, r *http.Request) {
            // do something
        }),
    )
}

ローカルでの確認方法

現代においてはApacheを立てるというのも相対的に難儀な作業になってきました。そこでCGIアプリケーションを確認するための簡易的な方法を紹介します。

HTTPサーバミドルウェアのh2oを用います。以下の設定でCGIアプリケーションの確認ができます。

listen:
  port: 8081
user: username
hosts:
  "localhost":
    paths:
      /:
        file.dir: ./
        file.index: ["index.cgi"]
        file.custom-handler:
          extension: .cgi
          fastcgi.spawn:
            command: "exec $H2O_ROOT/share/h2o/fastcgi-cgi"

access-log: log/access-log
error-log: log/error-log
pid-file: log/pid-file

以上をh2o.ymlで保存し、

$ h2o -c h2o.yml

で起動します。GoのCGIアプリケーションはindex.cgiで保存しておきます。もちろんパーミッションは実行可能にしておきます。これで簡単にローカルでCGIアプリケーションの確認ができます。

実際のCGIアプリケーションを作ってみる

というわけで作ってみました。

image.png

頑張ってる点としては

  • カウンタがファイルサイズで記録して追記で済ませるタイプ
  • コメント欄はファイル記録
    • 当時は考えていなかったCSRFだとかを考えないといけない
    • XSSはhtml/templateがある程度防御してくれている
  • ログはファイルに書いておいてレンタルサーバでデバッグしやすくする

という感じです。

まとめ

  • 簡単にですがGoでCGIについて説明しました
  • コンテナだとかサーバレスだとかはCGIっぽいアーキテクチャかと思います。CGIで済むのであればCGIでプライベートサーバレス環境を作ってみると面白いかと思います
33
19
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
33
19

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?