13
11

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

Spree Commerse で製品を体系化するには (パート1)

Last updated at Posted at 2015-05-14

How to Organize Products with Spree Commerce (Part One) を翻訳したものです。


Tシャツ
Spree Commerse では「製品 (product)」の直感的概念を、5つのより抽象的コンセプトで拡張しています。ariants, taxons, プロパティ (properties), オプション (options), プロトタイプ (prototypes) です。これらのコンセプトがどのように関連し、買い物をする客, 管理する商店経営者, メンテナンスする開発者が簡単にストアを構築するかを説明します。

知らなければならない重要なこと: 製品と変形

絵文字Tシャツを販売するオンラインストアを持っているとします。数百のデザインのTシャツがあります。

一般的に言って、ほとんどの顧客は、主にデザインをもとにしてTシャツを選択します。 Spree では、それぞれのデザインを別々の製品 (product) として扱います。

しかし、最高の個性を表現したい顧客がいる以上、単に絵文字のデザインを選択することがショッピング体験の終わりでは困ります。Tシャツにはそれぞれ違うサイズ, 色, フィット感があります。顧客は mug-of-beer (1杯のビール) Tシャツを買うために店を訪れるかもしれませんが、実際にカートに入れるのは、赤の XL メンズ mug-of-beer Tシャツだったり、小サイズの青のレディス mug-of-beer Tシャツだったりするでしょう。こういった製品の微妙な差は変形 (variant) として表します。変形は顧客が実際に購入する具体的な項目です。

製品をブラウズするが、変形を買う

製品と変形
ここが重要なポイントです。購入する商品を特定するのは、製品 (products) ではなく、変形 (variants) なのです。少なくとも Spree の中では、様々な変形のグループをまとめるのは製品だけなので、顧客が望む商品を見つけるためのカットオーバーが簡単にできます。

Spree の管理インタフェースでは、製品と変形の間を明確に区別していません。全ての製品で変形を無視するところが良いのです。しかしそうすると、顧客をナビゲートするのが難しくなるでしょう。非標準的な方法で製品をグループ化し、この概念の再発明をしてしまいがちです。

変形を理解する

Spree では、全ての製品 (product) は少なくともひとつの変形 (variant) を持ちます。これはすぐには明確にはなりません。

Spree で製品を作成すると、 「マスター変形 (master variant)」をも作成することになります。 新しい製品の情報はマージされ、マスター変形として単一の形態となります。名称, プロトタイプ, 販売開始日 (Available On date), 配送カテゴリ (Shipping Categories) フィールドは製品にひも付きます。SKU とマスター価格 (Master Price) はマスター変形にひも付きます。 Spree の管理インタフェースではマスター価格について操作できません。

変形を追加すると、これらのフィールドが自然に結びつくのが明確になるでしょう。製品を変更することが無いよう、合理的に期待されることです。例えば、書籍を販売するとき、ハードカバーか、ペーパーバックか、電子書籍かで値段を変えたいときです。従って、値段 (price) は、製品全体ではなく、それぞれの変形に紐付かねばならない特性となります。

変形の最も重要なフィールドは SKU です。 これは変形を一意に特定するコードであるべきで、これによって在庫を管理し、顧客の注文に答えます。

Spree ではどんなフォーマットの SKU も受け付けます。eコマース・サイトを立ち上げようとする企業はたいてい既存のシステムを持っていますが、特に納入業者が識別子を定義している場合、そのまま用いるようにするのがベストです。

Spree では SKU を全く用いない変形も使えますが、全ての製品に SKU を使うことを強く推奨します。

製品を理解する

Spree では製品 (product) には2つの役割があります。 1つ目は紐づく変形 (variants) を一緒にグループ化することです。2つ目は変形に共通する情報を保存することです。

製品名と製品の説明は合理的に明らかです。たいていは製品ごとにページがあるので、製品には固有の slug があります。slug は製品固有の URL に用いられます。デフォルトでは以下のようになります。

www.mystore.com/products/slug-for-the-product

利用可能日 (available on date) を用いることで、その製品の発売日をコントロールできます。これを空白にするか未来の日付にすると、顧客はサイト上でその製品を見ることはできません。

taxon が製品を紐付けることができます。 taxon (とそれらが属する分類1) についてはまた別の記事にすべきですが、手短に説明すると、カテゴリとタグのことで、顧客はこれを使って製品をブラウズすることができます。家具を売る場合、室内家具, 寝具, オフィス家具といった taxon を使います。またテーブル, 椅子, ベッド, デスクといった分類も要るでしょう。ブランド, 価格帯といったどんな分類にも taxon は使えます。taxon は階層化されたカテゴリとサブカテゴリとしても使えますし、特売製品 (featured products) の様にフラットな集合としても使えます。

製品にはプロパティがあります。 全てのサイトで使われているわけではありませんが、目玉商品のテーブルを手軽に作れます。

最後に、 製品にはオプションがあります。 (オプション・タイプともいいます。)製品と変形のリレーションシップに足りないところがあると感じたら、オプションがそのミッシング・リンクです。

この記事の その2 では Spree の変形, オプション, プロトタイプを予定しています。Don't miss it! すぐに満足したいなら、PDF をダウンロードして下さい。

  1. taxonomies

13
11
1

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
13
11

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?