Anaconda install
リンク先にアクセスします。
画面を下へスクロールし、Windows 64-bit用をクリックし、インストール用のexeファイルをダウンロードします。
ダウンロードしたexeファイルをダブルクリック等で実行します。
Setupの画面が表示されるので、Next
をクリックします。
内容を確認し、I Agree
をクリックします。
自分のアカウント用にインストールするか、PCの全ユーザー用でインストールするかを選択します。基本的には推奨されているJust Me
を選択し、Next
をクリックします。
インストール先を選択する画面になります。基本的にそのままで問題ありません。何か都合があって変更する場合はここで書き換えます。そのままNext
をクリックします。
オプションの設定をします。デフォルトで選択される、
Create start menu shortcuts
Register Anaconda3 as my default Python 3.xx
にチェックを入れておきます。また、
Add Anaconda3 to my PATH environment variable
はwindowsの環境変数PATHにAnaconda3フォルダを追加するかどうかのオプションです。非推奨ですが、VScodeでanacondaを操作する際に必要になるのでチェックを入れます。
Install
をクリックします。
しばらく待つと、インストールが完了します。Next
をクリックします。
インストール完了後のこのページは必要ないためNext
をクリックします。
ここにチェックを入れるとチュートリアルなどのページを開きますが不要なのでチェックを外し、Finish
で終了します。
anacondaを起動する
windowsキー → anaconda prompt → Enter などでアナコンダプロンプトを起動します。
以下のような表示になっているはずです。
(base) C:\Users\
左端に(base)が表示されていたらAnacondaが有効化されています。
python -V
でPythonのバージョンを確認します。
C:\Users\username>python -V
Python 3.x.x
新しい仮想環境の作成
仮想環境とは
anacondaの機能を使用して、新しい仮想環境を作成します。Pythonには多数のライブラリがあり、それぞれ動作するバージョンが異なったり、ライブラリ同士が依存関係にあったり、競合して正しく動作しなくなったりと、管理が大変になることがあります。仮想環境を作成することで、1つのPCの中にバーチャルな複数の環境を用意し、その一つを指定して動作させることができるようになります。各環境ごとにライブラリのインストールが可能なので、簡単に管理することができます。
仮想環境を作成する
conda info -e で存在する仮想環境を確認できます。まだ新しく作成していないので、もとの環境だけが表示されます。
C:\Users\username>conda info -e
# conda environments:
#
base * C:\Users\username\Anaconda3
* がついているのが、現在有効になっている環境です。
conda create -n <仮想環境の名前>
で、Pythonのバージョンを指定して仮想環境を作成します。
例えば、「myenv」という仮想環境を作成する場合は以下のように記述します。
C:\Users\username>conda create -n myenv
また、conda create -n <仮想環境の名前> python=<バージョン>
で、Pythonのバージョンを指定して仮想環境を作成することが可能です。
C:\Users\username>conda create -n myenv37 python=3.7
その後、インストールするパッケージの一覧が表示されるので、y
を入力して実行します。
C:\Users\username>conda create -n myenv37 python=3.7
Collecting package metadata (current_repodata.json): done
Solving environment: done
## Package Plan ##
environment location: C:\Users\username\Anaconda3\envs\py37
added / updated specs:
- python=3.7
The following packages will be downloaded:
package | build
---------------------------|-----------------
sqlite-3.35.2 | h2bbff1b_0 762 KB
------------------------------------------------------------
Total: 762 KB
The following NEW packages will be INSTALLED:
ca-certificates pkgs/main/win-64::ca-certificates-2021.1.19-haa95532_1
certifi pkgs/main/win-64::certifi-2020.12.5-py37haa95532_0
openssl pkgs/main/win-64::openssl-1.1.1j-h2bbff1b_0
pip pkgs/main/win-64::pip-21.0.1-py37haa95532_0
python pkgs/main/win-64::python-3.7.10-h6244533_0
setuptools pkgs/main/win-64::setuptools-52.0.0-py37haa95532_0
sqlite pkgs/main/win-64::sqlite-3.35.2-h2bbff1b_0
vc pkgs/main/win-64::vc-14.2-h21ff451_1
vs2015_runtime pkgs/main/win-64::vs2015_runtime-14.27.29016-h5e58377_2
wheel pkgs/main/noarch::wheel-0.36.2-pyhd3eb1b0_0
wincertstore pkgs/main/win-64::wincertstore-0.2-py37_0
Proceed ([y]/n)?
以下のログが出てきたら仮想環境の作成は完了です。
done
#
# To activate this environment, use
#
# $ conda activate py37
#
# To deactivate an active environment, use
#
# $ conda deactivate
C:\Users\username>
仮想環境を有効化する
conda activate <仮想環境名>
で有効化します。
C:\Users\username>conda activate myenv37
(myenv37) C:\Users\username>
左端に(仮想環境名)が表示されていれば、有効化は完了です。
Pythonのバージョンを確認すると、先ほど作成時に指定した3.7であることが確認できます。
(myenv37) C:\Users\username>python -V
Python 3.7.10
環境の一覧を見ると、環境が追加され、py37が有効になっていることも確認できます。
(myenv37) C:\Users\username>conda info -e
# conda environments:
#
base C:\Users\username\Anaconda3
py37 * C:\Users\username\Anaconda3\envs\py37
VS Code install
リンク先にアクセスします。
Download for Windows Stable Build
をクリックします。
exeファイルのダウンロードが開始されます。
exeファイルをダブルクリック等で実行すると次の画面になります。
同意する
を選択し、次へ
をクリックします。
インストール先を指定します。変更が不要であれば次へ
をクリックします。
ショートカットの名前を指定します。そのままで良いので次へ
をクリックします。
追加のオプションを設定します。すべてチェックして問題ありません。そのまま次へ
をクリックします。
内容を確認して、インストール
をクリックします。
完了
をクリックしてセットアップを終了します。実行するチェックを付けているとそのまま起動します。
日本語化
ウィンドウ左端に上から5個目、4つの四角形があるアイコンをクリックし、japaneseと入力してEnterを押し、出てくるJapanese Language Pack for Visual Studio Codeをインストールします。
インストールが完了すると右下にボタンが出てくるのでクリックするとアプリが再起動し、日本語表示に変わります。
Anacondaのpython.exeのPathを設定
VS code上でanacondaを動かせるようにします。
まず、Anaconda Promptでwhere python
と入力し、python.exeの場所(パス)を確認しておきます。
(myenv37) C:\Users\username>where python
C:\Users\username\anaconda3\python.exe
次に、VS codeを起動しPythonの拡張機能をインストールします。
左下の歯車マークから設定
をクリックします。
上部の検索バーにPython: Default Interpreter Path
と入力し、先ほど調べたパスを設定します。
新規ファイルを作成
新しいファイルを作成してみます。左上の「ファイル」から「新規ファイル」をクリックするか、Ctrl + N を同時押しして新しいファイルを作成します。Untitled-1という名前で出てくるので、Ctrl + S で保存します。ファイル名をhello.pyとして、デスクトップなどに保存してみます。
下のように、desktop上にhello.pyが作成されていることがわかります。
hello.pyに以下のコードを入力します。
print("Hello world!")
デフォルトのシェルをコマンドプロンプトに変更する
左上部のタブの表示
からコマンドパレット
を選択します。
上部の検索バーにTerminal: Select Default Profile
と入力し、出てきたターミナル: 既定のプロファイルの選択
をクリックします。
Command Prompt
を選択します。
ファイルの実行
hello.py
に戻ります。
次に右上にある三角マークの実行ボタンをクリックします。
ターミナル上にHello world!
を表示されれば成功です。