この記事は CodeChrysalis Advent Calendar 2019 の記事です。
はじめに
Code Chrysalis の共同代表である古久保俊嗣さんが書いてくれたブログを代わりに投稿します。
内容
世界中でのソフトウェアエンジニアの需要急増は言うまでもないが、米国の大学・学部別の収入比較からも面白い傾向が見られる。
横軸は合格率(入学難関度が右に行くほど高い)で縦軸は卒業1年後の収入である。
コンピューターサイエンス系の収入の増加
やはり難関大卒業生の収入がどの学部でも高くなっているが、コンピュータサイエンス系の収入が圧倒的に高くなっている。さらに注目すべきは、コンピュータサイエンス系で、大学ではなく個人のバラツキが大きくなっている点だ。難関大に入学できなくても、入学後の努力によって追いつき追い越すチャンスがはっきりと確認できる。
コンピューターサイエンスは下剋上のチャンスがある
一方で、ビジネス系では大学ブランドによる固定化が際立っており、人文・教養系では収入が低く大学差もあまりない。これは卒業1年後の傾向に過ぎないが、その後の社会人教育とOJTでの研鑽を考え合わせると、コンピュータサイエンスの分野では、大学のブランドの意味はほとんどなくなっているとも言えるだろう。
ソフトウェアエンジニアの皆さんはどう考えるだろうか?勝負はまさにこれから始まろうとしているのだ。