概要
Airtestというツールを使って、テストプレイを自動化してみようという話です
スマホアプリ開発では、頻繁にアプリのバージョンアップを行います。
その際に、基本的な機能が正しく動くか(ゲームであればチュートリアルなど)を確認するのですが、
意外と時間もかかるし、人の手でやると面倒なので、自動化したいというところから始まります。
Airtestとは
Neteaseが開発しているマルチプラットフォーム対応のUIテストツールです。
iOS、Androidのスマホはもちろん、Windowsにも対応しています。
http://airtest.netease.com/index.html
やってみる
環境
今回はAirtestIDE v1.0.0を使用しました。
MacのPCとAndroidのスマホを使用します。
セットアップ
下記ページからAirtestIDEをダウンロードし、インストールします。
http://airtest.netease.com/changelog.html
後は、adbが使用できる環境にしておいてください。
Android端末を繋いで準備OKです。
PC上でスマホを操作する
インストールしたAirtestIDEを起動すると以下のような画面になるかと思います。
ここで右のDevicesのMobile Phone ConnectionにAndroid端末が表示されるはずです。
されていない場合はrefresh ADBボタンを押してください。
表示されたら、Action以下のConnectボタンを押してください。
すると端末の画面がDevice Screenの部分に表示されます。
この画面部分をクリックしたりすることで、Android端末を操作することが出来ます。
操作を記録する
Airtest Assistantのビデオカメラのようなアイコンを押すと、その後Device Screenで操作したものが記録されていきます。
操作を再生する
上に並ぶアイコンの再生ボタンのようなものを押すと、Script Editorに記述された操作が実行されます。
終わり
軽く触ってみて、とりあえず環境構築までは30分もあれば出来るのではないかなと思いました。
ここから実際のアプリでの操作を記述し、運用に組み込むとしても、多少コストはありますがそこまで大変ではないかなと。
また、特定の場面でスクリーンショットを撮って、前回のバージョンと比較して、というところまで自動化できれば結構テストコストを減らせるのではと思いました。