AppSheet のデータソースに Amazon DynamoDB を設定する最小手順

とりあえず、この程度まで作る手順

Amazon DynamoDB

リージョンは任意です

DynamoDB テーブルを作成

ここで使うリソース名例:

• テーブル名: db_for_appsheet1
  • パーティションキー: pkey1
  • カラム:
    • c1_str 文字列
    • c2_num 数値

モックデータの投入

モックデータを入れておくと、AppSheet のデータソース生成時に自動的にカラム属性を推測して設定してくれます。1アイテムだけ作ります。投入予定のデータを入れておくと良いでしょう。

AWS IAM

AppSheet は、IAM ロール認証に非対応です (2023年10月時点)

ここで使うリソース名例:

• IAM ポリシー名: access_for_appsheet1
• IAM ユーザー名: accessuser_for_appsheet1

IAM ポリシーの作成

access_for_appsheet1

{
    "Version": "2012-10-17",
    "Statement": [
        {
            "Sid": "VisualEditor0",
            "Effect": "Allow",
            "Action": "dynamodb:ListTables",
            "Resource": "*"
        },
        {
            "Sid": "VisualEditor1",
            "Effect": "Allow",
            "Action": [
                "dynamodb:PutItem",
                "dynamodb:DeleteItem",
                "dynamodb:Scan",
                "dynamodb:Query",
                "dynamodb:UpdateItem"
            ],
            "Resource": "arn:aws:dynamodb:*:*:table/db_for_appsheet1"
        }
    ]
}

• Resource の table/db_for_appsheet1 は table/* として広い範囲の設定も可能ですが、限定化することをオススメします。

IAM ユーザー作成

• ユーザー名: accessuser_for_appsheet1
• 許可ポリシー: access_for_appsheet1

アクセスキーを作成

• ユースケース > サードパーティーサービス
• 説明タグ値: 任意ですが for_appsheet あたりにしておくと良いでしょう

作成されたアクセスキーとシークレットアクセスキーは、必ずメモしてください。

AppSheet

ここで使用するリソース名例:

• App name: Amazon DynamoDB App1

アプリケーション作成

• Home -> Create -> App -> Start with existing date

• Select data source -> New source

  • Cloud Database
    • Type: DynamoDB
    • AWS region: db_for_appsheet1 が存在するリージョンを選択
    • S3 bucket: not_exists_s3_bucket
    • Access key id: 先ほど作成したアクセスキー
    • Secret key: 先ほど作成したシークレットアクセスキー
    • -> Test -> 成功すると "Authorized Access" ボタンが有効化される > Authorized Access -> Homeに戻る

• S3 bucket はアクセスチェックは行いません。存在しないバケット名を指定してもTestは通過します (AppSheet 上で画像を扱いたい場合は存在するバケット、かつ適切なポリシーをの設定が不可欠です)

• Home -> Create -> App -> Start with existing date

• Select data source -> Cloud Database

  • Tables -> db_for_appsheet1

これで、Amazon DynamoDB テーブルから既存データを読み込み、カラム属性を自動的に設定した踏み台的な AppSheet アプリケーションが生成されます。

この後

• Datasource 削除: https://www.appsheet.com/Account/Account/Sources
• 一時的なアクセス断: a.IAM ユーザーの当該アクセスキーを無効化 b.IAM ポリシーの変更
• DynamoDB テーブルへのカラム追加: DynamoDB テーブルへモックデータを追加後(モックデータのみとなるようにする)、AppSheet で Regenerate すると再読み込み→再構築をしてくれる

EoT