位置情報をサクッと可視化しようかなーと思い、Amazon Elasticsearch Service (5.3)を立ち上げて geo_point に緯度経度を入れたら、、、なんじゃこら。地図が表示されない?!
TileMap界隈ではMapQuestさんの件から始まる一連の事件が起こっていたのですね。知りませんでした。。。
Developers.IOではOpenStreetMapサーバを自前で構築して、そこから地図データを配信するという手法が紹介されていましたが、Amazon Elasticsearch Serviceでは kibana.yml を編集することがかなわず途方に暮れていましたが、WMS (Web Map Service) の設定を変更すればそれなりに表示できることが分かったのでご紹介
ともかく地図を表示する
Elasticsearch の Visualize で tilemap の Options を開き WMS compliant map server のチェックをONにすると、フォームが表示されるので、下記のように設定します
※ある程度値が入っていると思いますが、上書きしちゃいます
項目 | 値 |
---|---|
WMS url | http://ows.mundialis.de/services/service? |
WMS layers | TOPO-OSM-WMS |
WMS version | 1.3.0 |
WMS format | image/png |
WMS attribution | 空白 |
WMS styles | 空白 |
入力したら Apply Change ボタンを押してみてください。下記のように地図が表示されます
なんというか趣のある表示ではありますが、しっかり表示されています!
WMS サーバを探す
WMS
や Web Map service free
とかの検索でともかく探してみたら mundialis が提供している WMS にたどり着きました
https://www.mundialis.de/en/ows-mundialis/
ライセンスにはお気を付けください。mundialisさんは「You may use them free of charge as background layers for your application.」と言ってくれています。ありがたいですが、ご利用は常識の範囲内としましょう
WMS (Web Map Service) について
規格化されてるものです
QueryStringを投げることでマップのタイル画像が返ってくるという、結構シンプルな仕組みです
ブラウザのInspectorウィンドウを表示しつつ、WMS layers を TOPO-WMS
に変更してみたり WMS format を image/jpeg
に変更してみたりして、リクエストURLがどのように変化するのかを見てみるのもいいでしょう
ただ、Wikipediaに頼るくらい情報が少ないのが残念です
※Warehouse Management System だと思った人は、その道の人ですね
あとがき
やっぱ、無料で使い続けるって大変ですね。提供元には感謝です