ということなんですよ奥さん。
後述するけどたぶんこれは上書きインストール時のライブラリ類がちゃんと更新できなかった問題に近いと思う。バージョンアップ時にはご注意ください。
経緯
利用した Box は boxcutter/centos71 です。
タイトルの通りなんですが、Synced Folder を type => "nfs" で指定すると以下のように失敗します。
...
GuestAdditions 5.0.0 running --- OK.
==> dev: Checking for guest additions in VM...
==> dev: Configuring and enabling network interfaces...
The following SSH command responded with a non-zero exit status.
Vagrant assumes that this means the command failed!
/etc/init.d/rpcbind restart; /etc/init.d/nfs restart
Stdout from the command:
Stderr from the command:
bash: line 2: /etc/init.d/rpcbind: No such file or directory
bash: line 2: /etc/init.d/nfs: No such file or directory
共有ディレクトリにコード置いてMacでコード書いてVM上でサーバ立ててってやりたかったのに、Vagrant デフォルトの Synced Folder設定では激重で使い物にならない。bundle exec rake unicorn:start でデーモン起動に数分かかるレベルである。「よろしい、ならばNFSだ」というわけでNFSにしてみたらうまくいかなかった。
原因
よくわからなかったが、問題の箇所は特定できた。
sudo vi /opt/vagrant/embedded/gems/gems/vagrant-1.7.3/plugins/guests/redhat/cap/nfs_client.rb
こいつの systemd? メソッドによる判定に失敗しているのだ。
def self.systemd?
`ps -o comm= 1`.chomp == 'systemd'
end
うーん???? これVM上で実行してちゃんと ps -o comm= 1 の結果は systemd 帰ってくるけどなぁ???
って本家をみたら https://github.com/mitchellh/vagrant/blob/master/plugins/guests/redhat/cap/nfs_client.rb ・・・一瞬何が違うのかどうかわからなかったが、これはよーするにあれか。VMの中で実行しなきゃいけないコードをローカルで実行しちゃってるってことかな。そりゃ、うまくいかないよ。うん。
まあよし。お前はこうしてやる。俺が用があるのはCentOS7だけだ。つまり、systemd かどうかはお前が判定する必要はなく俺が知っているということだ。
def self.systemd?
true
end
直したら動いた
よかったよかった。
...
==> dev: Machine booted and ready!
GuestAdditions 5.0.0 running --- OK.
==> dev: Checking for guest additions in VM...
==> dev: Configuring and enabling network interfaces...
==> dev: Exporting NFS shared folders...
==> dev: Preparing to edit /etc/exports. Administrator privileges will be required...
==> dev: Mounting NFS shared folders...
==> dev: Mounting shared folders...
dev: /vagrant => /Users/ma2saka/vagrant
教訓
バージョン番号が一致しているからといってコードまでちゃんと最新化されているとは限らない。
$ vagrant --version
Vagrant 1.7.3
たぶん、https://www.vagrantup.com から Mac OS X 用のバイナリを落としてきてバージョンアップしたときに、このあたりのファイルが上書きされずに古いの残ってたんじゃないかなーと想像する。が、確認するのも面倒くさいので脳内ではクローズ。とりあえず「バージョンアップには注意しましょう」ということでひとつ。