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【MicroStrategy】Lag関数使用時の注意点

Last updated at Posted at 2023-01-06

はじめに

前回Lag関数の設定方法について記事を投稿しましたが、その際に気づいた注意点についてまとめます。

そもそもLag関数とは?

以下5つを設定して、指定した順序でメトリック値を表示させる関数です。
ValueList:表示させたいメトリック ※選択肢はデータセット内のメトリック
Offset:並べ替えで指定したものに対し、いくつ前を表示するか
DefaultValue:初期値
区切り(BreakBy):並べ替えの区切りとなるもの
並べ替え(SortBy):基準となるもの

 
設定方法など詳細は以下記事をご参照ください。

Lag関数使用時の注意点

表示された結果から「いくつ前(後)」の値を表示する

[Offset]には「1ヵ月前」という設定はできず、「表示結果のいくつ前」という設定をします。
※「いくつ後」という設定も可能
そのため、たとえば以下のようなダミーデータ、6月、8月、9月のデータがあった場合に「1つ前のデータ」と設定すると以下結果となります。

 月   金額   前月金額(Lag関数を使用した1つ前の金額) 
06 1,000 0
(表示するものがないため[DefaultValue]に設定した値を表示)
08 1,300 1,000(6月の金額)
09 1,700 1,300(8月の金額)

7月分が存在しないため、8月の前月金額には6月の金額が表示されます。

 
ドシエの表示結果:
image.png

※前月金額には以下のようにLag関数を設定
image.png

定期的に発生するデータに対して有効

毎月など定期的に発生するデータを表示させる場合には、この関数はとても便利だと思います。

また、今回の例のように7月データがない場合は、あらかじめ「7月:0円」というデータを作成しておけば、出力結果にも7月データが表示され、1つ前=前月となります。

 月   金額   前月金額(Lag関数を使用した1つ前の金額) 
06 1,000 0
(表示するものがないため[DefaultValue]に設定した値を表示)
07 0 1,000(6月の金額)
08 1,300 0(7月の金額)
09 1,700 1,300(8月の金額)

 
先ほどのデータに「7月:0円」を追加した場合:
image.png

おわりに

MicroStrategyの関数は意外なところに落とし穴があるので、一度試してから使用を検討するといいかもしれません。
使いこなせると関数も豊富にありますし、様々な要望を実現できるかと思います。

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