はじめに
2024年9月16日、Appleから新しいバージョンであるmacOS Sequoiaが配信開始されました。
大半の人(?)にとっては劇的なワークフローの変化には繋がらないアップデートと思いますが、何を隠そう、私は今回のアップデートを心待ちにしていました...
なぜかというと、今までスマホの小さい画面で開発していたのが、PCから直接操作できることにより、はるかに手軽・高速に開発できるからです!
ということで、本記事はPythonista3で開発していた私が、Appleのアップデートによって嬉しい体験ができた話を紹介します。
🐍Pythonistaとは?
Pythonと.pyuiというUIファイルを用いてiOSアプリを開発できるものです。
👇詳細は先輩の方々がわかりやすく紹介してくれています。👇
https://qiita.com/pome-ta/items/89c700805537b5ca9c86
🌲偉大なるセコイアが来るまでのモバイル開発について
最初のころはMacBookに標準で搭載されているXcodeでiOSアプリ開発をしていました。1
しかし、「容量でかい」「本腰入れないといけない」「Swift使うのに学習コストがかかる」などの理由で、プライベートでiOSアプリを開発するのは敬遠気味でした。
しかし、ずっとやっていたモバイル開発を続けたいという気持ちがあり、Pythonで簡単にアプリが作れる「Pythonista3」を購入しました。
これがなかなかの優れもので、最小限のコード実装でちゃんと動くアプリが作れます。
もちろんXcodeに比べて機能・ライブラリの自由は小さいですが、ちょっとしたアプリなら断然こちらの方が作りやすいなと感じています。
しかし、まったく無視できない大きな問題点があります。
それが、モバイルアプリ上で全プログラムを書かないといけないという点です。💦
コピペからバージョン管理まで、PCとは比較にならないほど物理的な問題でした。
💻macOS Sequioaによってコーディングが飛躍的に簡単に
そんな問題が一気に解消(!?)に向かったのが、今回のアップデートで追加された「iPhoneミラーリング」機能です。
この機能を使う必要要件は
- macOS 15.0(Sequoia) 以上
- iOS 18 以上
- iPhoneとMacで、2ファクタ認証を使って、同じApple Accountにサインインしている
この3点を満たした上でMacBookを起動すると、iPhoneシュミレーターが画面上に出て、かなり高速でクリック操作ができます!
今までVNC ViewerやMicrosoft Remote Desktopを触ってきましたが、その中でもかなり高速なレスポンスになっています。ストレスフリー✨
ということで、Mac上から直接iPhoneのPythonistaにコピペができるようになりました。
- Visual Studio Codeでワークスペース作成&コーディング・簡易テスト(uiまではできないため、主にロジックテスト)
- コピー&pythonistaの.pyファイルへコピー
- 実行!
- 結果がよければPC上でgitに登録
のようなワークフローができます。もう根性と視力を犠牲にしなくていいのです。
〆終わりに - Pythonista楽しいですよ!
モバイル開発はそれぞれ対応するプラットフォームにより言語やフレームワークが異なり、自分もこれからもっと勉強が必要です。
しかし、高校教育でも用いられるpythonで手軽に自分のスマホアプリを開発できると、もっと開発が身近に感じられて楽しいと思います。
有料アプリで手が出しづらいと最初自分も感じましたが、手軽にGPSや加速度センサーの値を利用して開発できるのが特に魅力に感じます。
Qiita初心者ですが、アプリ開発を楽しいと感じる内容を発信をしていきたいと思います。よろしくお願いします。👍
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...元々はMac×Androidで開発していました。切り替えた理由は、自分の使っているカメラのモバイルアプリがiOSしかなかったため、iPhone15に買い替えたのがきっかけ(どうでもいい) ↩