24
25

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

UX検定基礎を受験しました~検定内容・勉強方法~

Last updated at Posted at 2023-06-13

これは何

2022年8月から新設された「UX検定基礎」という資格試験を2023年5月に受験し、
検定内容や勉強方法について個人的にまとめたものです📝

所々、ふざけた表現をしている箇所はありますが
あたたかい目で読んでいただけると幸いです。

目次

  • UX検定基礎とは?どんな試験?
  • 受験理由
  • 勉強方法
  • 受験当日
  • 受験結果
  • 受験を通して得たもの

UX検定基礎とは?どんな試験?

UX検定の概要

UX検定基礎は、ユーザーエクスペリエンス(UX)向上の取組みに欠かせないスキルとマインドを実践的かつ体系的に学ぶ、全ビジネスパーソン向けの資格試験です。

UXインテリジェンス協会では、デジタル前提の社会で、様々な業務や状況において「ユーザー」に向き合い価値提供を行うスキル・マインドセットを「UXインテリジェンス」と定義しており、一部のスペシャリストだけでなく、すべてのビジネスパーソンに求められるものと考えています。

本資格の取得によって、UXやHCD(人間中心デザイン)の基本的な概念やその実践方法のアウトラインを理解し、自らの業務に活用するための基礎知識を有することを証明できます。

引用元: UX検定 UXインテリジェンス協会

シラバスと推薦図書

スキルレベル

UXインテリジェンス協会ではUX向上の取組みに必要なスキルを以下の3段階で定義しており、
本試験はより一般的なビジネスパーソンが、UX向上の取組みに向けたマインドセットと基礎スキルを理解することを目的としています。

  • UXジェネラリストレベル 👈本試験のレベル
  • UXプロフェッショナルレベル
  • UXマネジメントレベル

どんな方が受験するの?

  • UXの実務経験は問わず、どのような職種の方でも受験が可能。
    • 学生でも受験OK
  • UXに興味がある方、これからUXに取り組む方

受験理由

私は元々営業経験が長く、UX向上に関わる業務を始めて日が浅かった為、漠然とした不安がありました。

“UX向上”…この言葉を果てしなく広がる大海原🌊のように感じ、
UXと名のつく記事や本、セミナーなど色々と探しては読んでを繰り返したものの、

「ここはどこ? 私は…何をしてる?」

といったような、
目の前の問題に対してどう考え、取り組めばよいのか、どうすれば前に進めるのかわからない、まさに溺れかけの状態でした。

また、限られたリソースの中で、UXに取り組んだことも、知識もない私が立てた仮説や施策に共感して貰えるとも思えませんでした。

そんな中、上司から「UXリサーチスキルを高めてほしい」とリクエストを頂いたことをきっかけに、スキルマップなるものを検索していたところ、この検定を発見しました。

複数の方の記事やツイートから、

「UX関連の知識を網羅している」
「シラバスがしっかりしているのでこれに沿って勉強すれば、基礎知識を有していると証明できる」

といった意見を目にし、検定の公式サイトを読みながら、

「これやないか…! これで、この大海原を渡る基礎知識は身につけられるんやないか」

そう思って受験に至りました。

勉強方法

勉強期間・頻度

開始 : 2023年2月28日~ 

この開始から受験日までの期間で、以下の通り計画していました。

  • 2時間/日、週5日
  • 2時間×49日=98時間
  • シラバスのカテゴリが32個あったので、2日で1つのカテゴリをクリアして、残りは復習にしよう

とりあえずはじめてみましたが、すぐに破綻しました。

実際に行ったのはこれくらいだったと思います。

  • やる気がある日✨
    • 基本的には就業前後の1時間~2時間
  • やる気がない日😨
    • 何が何でも3分は用語に触れたり、本を読む。

このような感じで、やる気・取り掛かる時間にかなりムラはありましたが、
全く検定勉強に触れない日はなかったと思います。

ここからは、どんなことを行ったかをもう少し詳しく記載します。

①学習計画を立てた

  • 勉強せよ!とリマインドする。
    まずは、勉強する環境をつくる為に、会社のスケジュール表に就業前と後に1時間ずつ予定を入れ、「勉強するんだぞ」と自分へ呼びかけていました。 
    基本的に土日は勉強しないものとし、あくまで就業日のみに設定。※勉強時間に関してはすぐ破綻しましたが
  • いつくらいまでに、何を勉強するのか決める
    シラバスを見て、チェックリストを作りました。
    image.png

ありのまま載せてますが、シラバスを網羅したか確認する為に「読んだ」欄はチェックを入れていますが、
それ以外は途中でチェックを入れるのをやめてしまっています。
(やらない性格じゃないか、なんでこんな欄作った…)

②各カテゴリ毎の“学習目標”を達成することを小さなゴールにして、勉強した。

シラバスの各カテゴリ毎に置かれている“学習目標”、“学習内容”を理解し、達成できたと思えるまで
推薦図書を読んだり、不明な用語を調べました。
※私の場合は用語を調べることだけを行うと、意味が頭に入ってこないのでこのやり方にしました。
image.png
添付画像内の図 引用元:「人間中心設計入門編 〜お客様と接する方々へ〜 研修実施の手引き」
HCD-Net,2019

image.png

推薦図書だけではシラバスすべては網羅できないように感じました。
足りない分はインターネットで検索すれば補填できたように思います。

③重要な用語は家中に付箋をはって、スキマ勉強。

用語・意味を付箋の表と裏に書いて、家の中に貼りました。

  • お手洗い
  • 洗面所
  • 鍵を置く場所
  • 洋服ダンス

正直、意欲的に毎日勉強することはできず、付箋を見るだけの日もざらにありました。

④学んだことをカテゴリごとに整理した

小カテゴリごとの学習目標・学習内容を自分の言葉でまとめなおしました。
※さらに整理してまとめなおした内容をQiitaにいくつか投稿しております。

理想を言えば、検定までにもっと投稿すればよかったのですが、
私はまとめなおすことに時間がかかるタイプだったので試験前に記事は2つしか完成できませんでした。

書けない=身についていないということなので、自身の学習状況の棚卸にもなり、
一番やってよかったと思ったことです。

勉強方法 まとめ

  • どんなにやる気がなくても、毎日少しでも検定勉強は行う。
    • 付箋を目にして読み上げるだけでもOK
  • 用語を覚えることをゴールにせず、各カテゴリの“学習目標”を意識して“学習内容”勉強する
  • 勉強した内容は、自分で整理する。

公式サイトにもありますが、動画コンテンツの講座もありました。
※個人的にお財布事情が厳しかったので、私は利用しませんでしたが…

ここまで「やったったで!」感を出して書きましたが、
「我、合格できる也」と思えるほどの自信はありませんでした。

シラバス範囲が私には広すぎて、覚えては忘れ…を繰り返していた為です。

そんな状態ではありましたが、受験当日がやってきました。

受験当日

  • 実施形式
    • 知識問題(単一選択式:100問)
    • オンライン受験(自宅)
  • 試験時間
    • 100分

「え、そんなのシラバスにあったっけ?!」
「これは勉強しなくても答えれる問題だなぁ」

という問題がチラホラ…。

そりゃそうです。公式サイトにもそう記載されていたことを思い出しました。

なお、出題範囲(シラバス)は社会や技術の動向を踏まえて随時見直すものとし、内容の追加、変更、削除などを行う場合がありますので、あらかじめご承知おきください。

引用元

80分で最後まで進んで、わからないところは後で振り返ろう、と決めて進みました。
めちゃくちゃギリギリでしたが、最後まで進み、振り返りもできたかなと思います。

受験結果

UX検定基礎 点数.PNG

合格できたことは嬉しかったのですが、結果を見た時の感想は、少し不満足😢

回答・合格基準点・合格率が非開示の為、難易度が不明ですが、
合格・不合格の方のツイートを見る限り、80点あたりがボーダーだったのでしょうか…

合格通知と一緒に、証明書や名刺に入れるデザインも頂けました。

最後に:受験を通して得たもの

知識に関して

  • UXの土台的な知識は理解できた。
  • UX関連のことで、何がわかり、何がわからないことなのかを大体把握できた。
  • その他UX関連の記事などを見た時に、スラスラ読めるようになった。

実務に関して

  • プロダクト改修、UXリサーチの進め方など、自分で調べにいけるようになった。
  • 同じチームのメンバーもお誘いし、一緒に受験したことで共通言語を持って議論できる環境が持てた。

キャリアについて

  • UXの中でも特に自分が興味のある分野はここだなぁと、伸ばしたいスキルが分かった。

今回の受験を通して、スタートラインにやっと立った感じですので、
引き続き勉強を続けて実務に活かしていきます。

24
25
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
24
25

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?