はじめに
今月になってやっと SwiftUI を勉強しようと、 Apple公式チュートリアル から開始しました。
すると、毎画面毎画面、View と Previews のテンプレートを書くようになり、 標準でコードスニペットないのかなと見たところ、見当たらなかったので、 コードスニペットを自作して登録しておくことにしました。
インフォメーション
SwiftUI
を import すれば、標準のコードスニペットが候補として表示されることに先月気づきました。
コードスニペットとは?
ところで、コードスニペットとはなんだっけというと、よく使うコードを登録しておくと、それをクリックするだけで、そのコードを挿入して利用できるという、短いコードのまとまりのことです。
Xcodeに標準で備わっており、簡単に登録・参照できるので、開発効率アップになりそうだなと思ったら、それらのコードは登録していくといいかもです。
コードスニペットの登録方法
1)まずは、登録したいコードを書きます。
私の場合はこちら。
import SwiftUI
struct MyView: View {
var body: some View {
Text("Hello, world!")
}
}
struct MyView_Previews: PreviewProvider {
static var previews: some View {
MyView()
}
}
2)次に、登録したいコードを選択し、右クリックします。
すると、 Create Code Snippet...
という選択肢が現れるので、これを選択します。
3)コードスニペットの登録画面が現れるので、各項目を編集します。
コード部分には、先ほど選択した範囲のコードがすでに適用されています。
こんな感じに編集しました。
4)各項目の編集のポイント
4−1)コードの項目で、プレースホルダーを設定する。
毎回自由に文字列を設定したい部分には、プレースホルダー <#任意の文字列#>
を使います。
上記の例では、 MyView
という部分が、毎回自由に文字列を設定したい部分なので、以下のように書き換えます。
struct <#MyView#>: View {
4−2)Completionの項目をちゃんと登録する。
編集項目のうち、ちゃんと登録しておきたいのは Completion
という項目です。
Completion
に登録した文字列をコーディングすると、該当するコードスニペットがコード補完の候補として現れてくれます。
こんな感じです。Enterキーで挿入できます。
最後に
何事も繰り返し書いて身に染み込ませていくのが良いものの、気が済んだら毎度コードスニペットに登録して、楽ちんするのもいいんじゃないかと思います
これから SwiftUI を勉強していく中で、微妙に長くてめんどくさい定型文が出てきたら、また登録していこうかと思います。
変更履歴
2022/07/08 20:20
投稿当初 Completion
の設定値を struct MyView
としており、コーディングで stru...
と入力すると、毎回上記のスニペットがコード補完の候補として現れてきて、鬱陶しかったので、設定値を swiftuimyview
に変更しました。
当初は汎用的な文字列の方が、見つかりやすくて便利かと思ったのですが、逆に特殊な文字列の方が、必要な時にだけ見つけやすく好きだなと今は思っています。
2022/10/20
「はじめに」に、 SwiftUI
を import すれば、標準のコードスニペットが候補として表示される旨を追記。