目次
1. はじめに
2.自己紹介
3.本記事の結論
4.パラシュート勉強法って何?
5.改めて目標は何か?
6.パラシュート勉強法のメリットとデメリット
7.自分はどうだったか
8.実際の勉強法
9.実践するための環境が無いって?
10.マナビのいいところ
11.最後に
はじめに
こんにちは。matoです。僕ので20日目ですね。
まずはマナビDX Questで得たもの Advent Calendar 2023の企画を提案して頂いた@awonohataさんに心からお礼申し上げます。
この記事では、(資格取得を目指す方というよりは)業務課題をクリアするためにプログラミングやAIスキルを身につけたいという方向けに僕が考えている効率的な勉強法を紹介しようと思います。
自己紹介
僕はメーカー勤務の非エンジニアです。僕もどちらかというと業務課題をクリアできればいいと考えるタイプです。
前職ではごく普通の技術系の仕事をしていて、プログラミングだのAIだのそんなものとは一生関わることのない平凡なの人生を歩むはずだったのですが、人生って本当に何が起こるかわからないもので、今の会社に転職して4年半。なぜか社内でただ一人、孤独にAIを作っているという日々を送っています。
本記事の結論
さて、結論を先にいうと
それはパラシュート勉強法だと僕は考えています。
※ 実体験に基づく見解です。
パラシュート勉強法って何?
"できなくていいから、リアルな課題に全力でかぶりつく"
これです☝
つまり、パラシュートでゴール(目標)に向かってとりあえずシューっと飛んで、障害物を避けながら進んでいくイメージ。
もっと言うと、必要な時に、必要なだけ、必要なことを勉強していくスタイルです。
なので、僕は別名 "行き当たりばったり勉強法" と呼んでいます。
改めて目標は何か?
あくまで目標は業務課題を達成することであり、資格を取ることではありません。
資格を取るのであれば、教科書的なものを使って体系的に勉強する必要があるでしょうし、場合によってはスクール等にも通う必要もあるかもしれません。
しかし、そうではなく目の前の業務が遂行できればいいんだという人は、それを達成するための知識だけをまず身につけることから始めればいいと思ってます。
なにもゼロから基礎を全てを身につけようと肩肘張って意気込まなくても大丈夫です。
※ 現状、この資格がないと業務に従事できないというAI系の資格はありません。
パラシュート勉強法のメリットとデメリット
僕なりにメリットとデメリットを整理してみました。
メリット
- 基礎から順に進む必要がないため時間や労力を節約できる
- すぐに行き詰るため自分に何が足りないか明確になる
- 試行錯誤していく中で自分に合った勉強法が見つかる
- 行き当たりばったりなので勉強嫌いな人(自分)でも続けやすい
- リアルな課題なので実践力が身に付く
デメリット
- いきなり難しい課題に取り組むため大きなストレスがかかる(病みやすい)
- 行き当たりばったりなので自分で調べる作業が増える(めんどくさい)
- 体系的な知識が身に付きにくく偏りがでやすい(知識のムラができる)
- そもそもリアルな課題が転がっていない(環境が無い)
このように、メリットとデメリットがあるため万人に薦められる勉強法ではないかもしれません。ただ、僕自身はメリットの方が大きいと思っているため自分にはこの方法が合っていると感じています。
自分はどうだったか
僕は完全に業務命令でAIをやるはめになったクチです。
数年前までは完全ド素人でプログラミングはおろかAIなんて1mmもわかりませんでした。
なので、最初は素直に断りました。そんなことできませんと。やるならまずはしっかり基礎を身につけてやりたい。そうでないととてもできる自信がありません。と、そう上司に伝えましたが返ってきた答えは
「まずはやってみろ」
でした。
この人は絶対 "鬼だ" と思いましたが、今思えば結果的にそれが正解だったと思います。
実際の勉強法
僕は実践の中で次のような流れで取り組みました。
1.実課題の目標を把握する(何やればいいの?)
2.目標達成のために必要な知識を整理する(どんな知識が必要なの?)
3.必要な知識を獲得するための優先度を決める(何からやろうかな?)
4.優先度の高いものからやってみる(よし、これからやってみよう)
5.わからないことが出てきたら調べる(あーわかんない。調べよう)
6.できるようになったらどんどん次に進む(よしできた!次だ次!)
※ 5と6を繰り返す
※ Python, AI, 理論, 数学, 統計学...自分に足りないものはあらゆるツールで調べまくる。
本, YouTube, 無料の勉強サイト...など。(スクールには通っていません)
最初はかなりつらかったですが一年くらい経つとかなり上達してほぼ目標を達成できるようになっていました。そこからはできたものをブラッシュアップするための知識やスキル獲得に時間を使っていった、という感じでしたね。
実践するための環境が無いって?
パラシュート勉強法がいいことはわかったと。じゃあそれを実践するためにはどうしたらいいんだと。そんな環境はそもそも無いよ、と。
そういう声が聞こえてきそうですが、大丈夫。あるんです。
そう、マナビDXQuestです。
上述したデメリットをクリアするための条件が既に揃っているのがマナビDXQuest(以下、マナビ)なんですよ。(と僕は思ってます)
参加したことある方はもう実感されていますよね。
以下では、僕が実際にマナビに参加してみて素直に良かったと思った部分を書いていますが、うまくこの勉強法とマッチしてるなぁと改めて感じており、みなさまにもそれが伝わればうれしいです。
マナビのいいところ
1. 仲間ができる
最大のメリットはやはりここだと思っています。
参加のきっかけにもなっていた部分ですが、僕としては期待通り…いや期待以上でした。本業では常に孤独ですから、AIに関する議論がほぼできない環境にあり、日々一人で悶々としていたところです。
やっぱり、シンプルに共通の話題で盛り上がれるって楽しいじゃないですか。
マナビでは、同じ志を持った人たちが交流できるコミュニティが用意されており、受講生同士の関わり合いを深めるための工夫が随所に散りばめられているので、僕にとっては夢のような場所でした。
第一タームは楽しくてしょうがなくて、まるで水を得た魚のようにバシャバシャと泳ぎ回っている、そんな感覚でした。
2. あらゆる情報が入ってくる
やはりここも相当大きなポイントでしょう。
自分以外の価値観や自分では到底知り得ない情報が毎日のように入ってきます。会社の中でただただ仕事してるだけでは決して得ることができない情報ばかりです。その量の多さについていけないことも多々ありましたが、その刺激が心地よく、いかに自分が井の中の蛙だったかをいい意味で痛感させられた場所でもあります。自分もなるべく共有するようにはしていましたが、他の方の情報収集能力の高さには感心するばかりで、そんなコミュニティの中に入れている自分は超絶贅沢な時間を味わっていました。
3. リアルな課題に取り組むことができる
PBLを通じて確実にスキルを身につけることができるようプログラムされているのですが、その課題というのがかなりリアル(というかリアルが基になっているとか)で簡単には達成できません。正直かなり悩みます。
その取り組みの中でスキルだけでなく思考力も鍛えられ、昨日の自分よりもできることが増えていき、着実に成長していることを実感することができますよ。
ただ、こればかりは自分自身で積極的に行動しなければ真の感動は得られないと思っています。
公式サイトにあるように、最低限確保して欲しい勉強時間として週六時間程度とありますが、僕の場合、実際にはその数倍かかりました。おおよそですが、平日は毎日3〜4時間。休日は5〜6時間(調子いいときは10時間くらい)そのくらいは時間を使ったと思います。
ちなみに
こんなに時間をかけないと課題が終わらなかったということではなく、自分が納得いくまで突き詰めた結果、このくらいかかったという感じです。課題をやっているときはつらいという感覚はなく、むしろ楽しくて、その期間はずっとゾーンに入っているような感覚でした。ある種の変態だという自覚はございます。
4. 講座自体のクオリティが高すぎる
もうこれはお金を出してもいいと思うレベルです。
自分の表現力の無さが歯がゆいのですが、実際に受講して肌で感じて頂きたいと思います。講座修了後には、間違いなく以前の自分よりも大きく成長したと感じることができるでしょう。
それと、公式サイトの説明通りこの講座には講師がおりません。初めはその仕組みがよくわからず、一体どうやって乗り切るんだよ…鬼なの?と、不安と絶望で震えが止まらなかったのですが、これがうまいことできてるんです。
結論から申し上げると、全く心配いりませんでした。
もちろん、受講生の有志や善意による恩恵がとてつもなく大きいのですが、初学者~上級者の方までさまざまなレベルの方がうまくバランスしていて、その中で教え合いながら進んでいくので、本当に講師がいなくても成立できてしまうのです。コミュニティの中で一つ一つ熱心に教えてくれたり、勉強会を開いてくれなかったら僕もここまで来れなかったでしょう。
本当に感謝しかありません。
そんな受講生同士のやり取りが行われるのをはじめから見透かしていたのように、うまく難易度が設定された課題が出るんですね。ある種、いい意味でやられました。お陰でいろんなディスカッションができましたし、一つ一つの議論そのものが勉強になったと感じています。
5. 学習環境の充実度している
正直教材の多さにびっくりしました。
逆にこれほどまでに充実した教材を受けながら課題も並行して進めるられるのは、初学者の方にも非常にありがたい環境だと思います。充実し過ぎて教材の量が多く、僕はほとんど進められていませんが…
中にはほぼすべての教材をクリアしている方もいらっしゃるみたいで、全然レベルが違いますね。おそらくこの教材を一通りやれば、プログラミングやAIに関する体系的な知識やスキルを身に付けることできるのではないかと思います。
6. 受講生のモチベーションが高すぎる
やはり自分以外の存在というのはこの上ないモチベーションになります。
僕自身、多くの受講生の方との交流の中でいろんな刺激を受け、難しい課題に対してもなんとかモチベーションを維持することができましたし、他の方が頑張っている状況を目にすると、自分ももっと頑張ろう、と自然とそんな気持ちになりました。
やっぱり、独りというのはつらいですよね。どんなにデジタル化が進んでも。
そういえばこんなことが書かれていました。
““ マナビDX Questに参加していただくことのいちばんの価値は、ここで生まれるネットワークかもしれません。
プログラム終了後も修了生コミュニティ等を通じてつながり続け、折に触れて帰ってきて、刺激し合う、“港”のようなコミュニティ。
そうしたコミュニティが築ければ、それはきっと、日本の経済・社会を前に進める原動力になるはずです。 ””
(公式サイト原文)
本当にそうですね。まさにその通りになりました。
このような場を提供してくださった経産省ならびにBCGスタッフの皆様には心からお礼申し上げます。
ありがとうございました。
最後に
いかがだったでしょうか。
パラシュート勉強法を実践するためには、実務で実際の課題に取り組むのが一番効率よく勉強でき短期間でスキルアップに繋げることができると思っています。実際に僕がそうでした。
ですが、そのような環境が無い方でもマナビDXQuestに参加すればかなりリアルな課題に取り組め、AI開発やDX課題を擬似体験しながら学んでいくことができます。しかも、そこでは一人ではなくたくさんの仲間がいます。もうこんな素晴らしい環境は他にないですよね。
もし、これを読んでいる方でまだ参加したことのない方は是非検討してみてください。
また、いつかは資格も取りたいと考えている方は力がついてからゆっくり取ればいいと思いますし、僕もいつかそうするかもしれません。
一緒に頑張っていきましょう。
ここまで読んで頂きありがとうございました。