約25年前、HTML手打ちで自作機器のWEBサイトを作っていました。
Geocitiesで長らく公開&放置していたのですが、Geocities廃止と共に消えてしまいました。
何かの役に立つと思うので、当時の内容を(多少修正して)QiitaにUPします。
今見るとずいぶんわかりづらいが追って修正します。
当時まだPICマイコンはメジャーではなく、すべてロジックICで74シリーズで組んでいました。
さらに多数制作するためにエッチングで基板を作っていました・・・
#初めに
だいたい、エレクトリックキーヤーの回路なんて決まりきっています。
あとは、いかに部品点数を少なくし、CMOSを使用し、低消費電力化します。
ユニバーサル基板で自力で配線して作るのもいいですが、ここはうまく量産できるように
フリーソフトのKBANを使用して製作しました。これを透明フィルムに印刷し、フォトエッチングを施します。
#設計
##回路図は?
シェアウェアのD2CADを使ってかいてみました
で、できたのがこれ。
KBANの画面
↑製作中のKBAN画面
##基板設計
基本回路を参考に、KBANを使って製作します。紙に大まかな回路図を書いて、 それを参考にしながらやっていくといいよ。配線チェックは紙に印刷してやると良いでしょう。(やり方は後述)
KBANに書き終わったら[file]-[save as bitmap]でビットマップファイルにして保存します。
#制作
##フォトエッチングの原稿を透明フィルムに印刷する。
SFOの画面
↑実行中のSFOの画面 紙に印刷してチェックする
次に印刷します。WINDOWS附属のペイントで印刷すると正しい大きさで印刷されないので、SFOというソフトを使用し、 透明フィルム等に印刷します。
ここでまず、紙に拡大印刷して蛍光ペン等で配線をチェックします。 間違いが見つかったらKBANで修正しましょう。間違いがなかったら透明フィルムに印刷します。
透明フィルムについて:サンハヤト(株)から「ポジ感光基板用フィルム」が発売されていますが、あんまり安くない。 昔の初歩のラジオよろしくトレーシングペーパーを使用するのも手でしょう。
##感光とエッチング
透明フィルム等に印刷したら次はフォトエッチングを施します。市販の感光基板を使用します。
なるべく太陽光でやるのがミソ。光を当てたら現像します。
感光基板を買うのもいいが、普通の生基板にスプレーを吹き付けると、
それが感光基板になってしまうものが秋葉原で売っています。
最後にエッチングします。エッチング液の温度を40℃程度に保ちます。 湯煎をして温度を保つのが一般的ですが、私はエッチング液を電子レンジで暖めてやってます。(かなり嫌がられますが。) んで、後は穴あけて、おしまい。ケース組み込み等はてきとう。