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株式会社スピードリンクジャパンAdvent Calendar 2024

Day 12

システムテストを行う際のバグ起票について

Last updated at Posted at 2024-12-12

はじめに

この記事は、株式会社スピードリンクジャパン Advent Calendar 2024 の12日目の記事です。

みなさんこんにちは!
中途未経験で2021年1月にIT業界に入り4年目になったものです。

主にSESとしてずっとシステムテストの設計や実施を行っています。

今回、社内イベントの一環でQiitaの記事を投稿することになりました。
今までの業務で気にしていることの振り返りを行うと共に
初心者、中途未経験の方に向けて経験の共有を行いたいと思います。

システムテストとは

仕様書に基づいて統合されたシステム全体が正しく動作するか検証するテストになります。
工程でいえば開発側で確認を行うリリース前最後のテストとなります。
即ち、テストをパスした成果物が実際に世の中に出るものとなるわけです。
その為、画面遷移や情報登録など基本的なバグや
表記揺らぎ、誤字脱字等の実動作にはあまり影響しない細かい差異も確認対象となるため、
細かく設計書と見比べながら業務を行う必要があります。
今までの過程で発見されなかった小さなバグを検知したときは今でもしたり顔になってしまいますね。

バグについて

・バグが起きたままだと…

問題(バグ)を発見次第、起票を行う必要があります。
起票を行い、バグ修正が行われないと問題が起こったままリリースされてしまい
エンドユーザやクライアントが求める品質に達していない納品物がリリースされてしまいます。

・起票ツール、起票時に意識すること

バグ起票を行う際に使用するツールは現場によって異なる(Redmine、Jira等)と思いますが
基本的に抑えておくポイントは下記部分になります。

1.起票にかける時間はできるだけ短く

私は初現場に参画した際は不慣れな起票に時間を掛けてしまうことが多々ありました。
バグ起票に時間をかけすぎるとテスト実施があまり行えず予定数に達せない可能性があります。
現場によりますが、1つのバグ起票に15~20分で対応が行えると良いとされています。

2.バグ箇所を分かりやすく記載する

早く起票を行っても問題個所が伝わらないと結局解消までの時間がかかってしまいます。
見ただけで修正を行えるような起票を目指しましょう。
・問題個所のエビデンス画像を用意、赤枠で囲う
・「どこ」で「なに」をすると「どうなる」を記載する

ログイン画面でクリアボタンを押下してもテキストボックス内の文言の消去が行われない

3.1つの起票でバグ観点は1つ

複数のバグを1つの起票で行うとバグの修正漏れが発生する可能性があります。
バグの原因に一つずつフォーカスして記載を行いましょう。

〇〇画面でクリアボタンが反応せず、進むボタン押下した際、想定しないページに遷移する

〇〇画面でクリアボタンが反応しない
〇〇画面で進むボタン押下した際、想定しないページに遷移する

結び

雑記ではありますが今までの業務で意識していたことを記載してみました。
振り返ってみると上記の基本的な考えが今も業務の根幹にある事を改めて感じました。

システムテストは初現場としてアサインされることもある現場です。
テストはコーディング等をあまり行わないため目立たない業務ですが、
サービスリリース前の最後のチェックを担っている業務の為、責任もあります。
ぜひ本投稿を参考にして考えていただければと思います。

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