※ 各種依存ライブラリは導入済であることが前提の、ただの手順になります。
公式サイトからソースパッケージ(SRPM)をダウンロード
wget http://imagemagick.org/download/linux/SRPMS/ImageMagick.src.rpm
当該パッケージのバージョン確認
curlでrdf取得してバージョンが分かる部分を確認
curl -s http://imagemagick.org/download/linux/SRPMS/digest.rdf | grep 'rdf:about'
出力例
<digest:Content rdf:about="ImageMagick-6.7.9-1.src.rpm">
<digest:Content rdf:about="ImageMagick.src.rpm">
- 上記例だと、ImageMagick-6.7.9-1.src.rpm の方をインストールしても同じ。そこらへんはお好みで。
リビルド
ソースパッケージをリビルド
rpmbuild --rebuild --clean --rmsource --rmspec ImageMagick.src.rpm
- 「
--rebuild
」以外のオプションはリビルド後の残骸を削除するためのもの。あってもなくてもよい。お好みで。
CentOS 6ならそのままリビルドできるが、CentOS 5の場合は以下の点に注意
- Fedoraでは、Perlのパッケージが
perl
、perl-devel
に分かれているが、CentOS 5ではどちらも同じperl
パッケージに入っている。 - CentOS 6からはFedoraと同様に
perl-devel
が存在する。 - http://qiita.com/items/3bac11eb48ba9d24ef7a
CentOS 5の場合はソースパッケージを展開して、SPECファイルを直接変更してからリビルド
ソースパッケージ展開
rpm -Uvh --nomd5 ImageMagick.src.rpm
- 「
/usr/src/redhat/SPECS/ImageMagick.spec
」のファイルで置換→「s/perl-devel/perl/g
」
リビルドしたパッケージをインストール
- CentOS 6からは展開先が「
/root/rpmbuild
」に変更されているので注意。 - ※ユーザがrootの場合。
- CentOS 5までは「
/usr/src/redhat
」だった。
rpmインストール
rpm -Uvh /root/rpmbuild/RPMS/`uname -i`/ImageMagick-*.`uname -i`.rpm
確認
実行ファイル確認
convertコマンドのバージョンで確認
convert -version
ライブラリ確認
ldconfigの出力結果を絞り込んで確認
ldconfig -p | grep libmagic
出力例
libmagic.so.1 (libc6,x86-64) => /usr/lib64/libmagic.so.1
libmagic.so (libc6,x86-64) => /usr/lib64/libmagic.so