はじめに
本記事を作成した目的
現在、勤務している会社内でAWSの関心が高まっており、実運用に向けての検討も進んでいる中、基礎知識を身につける必要があると考えたため、まずは入門の位置づけであるクラウドプラクティショナーを受験することを決意しました。無事合格しましたので、今後受験される方に対して少しでも参考になればと思い本記事を作成しました。
筆者のスペック
- 仕事はシステム導入・開発を主軸としており、10数年の実務経験あり。
- クラウド/インフラの実務経験はほぼなし。知識は情報処理技術者試験等の資格取得に向けた勉強によるものがほどんど。
- スキルアップの意欲は満々。
勉強期間
約3ヵ月(最初の2ヵ月は気が向いたときに勉強し、試験日を決めた後の1ヵ月は本格的に試験対策を行いました)
勉強方法
以下3ステップで勉強を進めていきました。
STEP 1. 基礎固め
まずは、AWSのサービス概要、クラウド/インフラの基礎知識が確認できる書籍を斜め読みしました。
隙間時間に読み、読み終えた後は辞書がわり(Webでやみくもに調べるより早い!)として使用しました。試験範囲とならない箇所もありましたが、AWSの仕組みを理解することができる良書だと思っています。
次に、AWSパートナーネットワークのみで受講できるオンラインセミナーを活用しました。。模擬問題の数問あるので、試験のイメージもつかめました。パートナーネットワークに参加されているのであれば、無料で受講可能で概ね毎月開催されており、利用価値大です。試験に出るポイントが押さえられています。
また、AWSが提供している無料デジタルトレーニング(AWS Cloud Practitioner Essentials (Second Edition))
も利用しました。他の方の体験記でよくおすすめされているものですが、AWSや前提のインフラ知識があまりなかった私にとっては、頭に入りにくかったため、途中で受講をやめました。ある程度、理解してから観るとよいかもしれません。
STEP 2. 理解度の向上
下記にある書籍・動画を利用しました。書籍はSTEP 1.で取り組んだ成果を確認していくことを意識して2周読み込みしました。動画はEC2/VPC/S3など主要なサービスの理解を深めるのに役立ちました。
AWSのサービスが幾多もあり、試験対策本といえど十分にカバーできていないため、自分で補填する必要があります。私はWebやAmazon公式サイトから情報収集を行い、各サービスの概要・ポイントをノートに書き留めました。知識が増えてくるとややこしい用語・類似用語に苛まれましたので、1つ1つ丁寧に違いを書き留めて、繰り返し見返すよう心掛けました。隙間時間でも確認できるよう単語帳のアプリを活用し、理解を定着させるようにしました。
Webで調べるとAWSの情報は山ほど出てきます。情報に埋もれないよう自分にあったページを見つけるようにすると効率的に学習できるかと思います。
STEP 3. 試験対策
AWSのサンプル問題やWebに掲載されている練習問題では心もとなかったため、udemyの問題集を利用しました。(Webクーポンを使って格安で購入。udemyは定期的にセールがあるので、それを狙って購入しましょう。定価ですと結構な値段になります。。)
7回分の問題がありましたが基本レベルの2回分を合格ラインに到達するまで繰り返し解きました。最初は正答率が半分もなく焦りましたが、試験前には80%以上の正答率までもっていきました。
また、AWSの個別サービスの理解を深めるため、Amazon Web Services Japan 公式にあるsummit・blackbeltの最新版の動画を確認しました。ボリュームが多いので、サービス概要の部分のみを視聴した上、自分なりに要点をまとめることを繰り返しました。結果的にこの取り組みが点数の底上げにつながりました。
試験前日は先述したAWSパートナーネットワークのオンラインセミナーの資料を見返し、今まで得た知識の再点検を行いました。
試験実施
申込みはAWSパートナーネットワーク経由でピアソンVUEで行いました。
当日はテストセンターへ行き、所要時間は100分(試験要領確認5分、試験時間90分、アンケート回答5分)でした。試験は45分で答え終え、残り時間は見直しに費やしました。結果は即時で分かりますが、獲得点数は分かりません。合否判定の画面表示のフォントが小さく、本当に合格したのか受験時は少し不安でした。。数時間後にAWSアカウント上に反映され、合格証も確認できるようになっていました。
おわりに
合格特典として、次回受験料割引・模擬試験無料のチケットを獲得しました。これを活かして上位資格のソリューションアーキテクト - アソシエイトの受験に向けた準備を進めていきたいと思います。今回の学習時はAWS自体に触れてはいなかったので、今後は触れながら知識習得、および理解を深めていこうと考えております。