先日、「Java SE 17 Programmer I」を受験し、無事に合格することができました。
試験ができてからまだ日が浅いこともあってか、Qiitaにもあまり記事がなかったので、簡単に自分の勉強方法や受けた所感などを書いてみたいと思います。
前提
- Javaは実務で2年ほど使用経験あり
- Java SE Bronzeの受験経験なし
- その他のIT系の資格はOracle Bronzeくらいしか持っていません
使用した教材
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徹底攻略Java SE 17 Silver問題集[1Z0-825]対応
待望のJava Silver SE 17版が2024年10月に出版されました。いわゆる「黒本」です。
試験に合格するだけならこれ1冊で十分だと思います。
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オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE 17(試験番号1Z0-825)
いわゆる「紫本」です。
黒本だけだと体系的な解説がないので、あらためて知識を整理するために読んでみました。
問題数は少なめなのと、誤植が多いのが難点ですが、ポイントはわかりやすくまとまっていると感じました。
勉強方法
基本的にはひたすら黒本で問題を解く→解説を読むを繰り返していました。
苦手な分野は紫本の解説を読んだり、コードを実際に書いて確実に理解するようにしました。
トータルの学習時間は40時間ほどかと思います。黒本は3~4周くらいやりました。
黒本にある問題(模擬試験含む)を、解答の根拠も説明できるくらいのレベルで9割以上解ければ、合格ラインには十分乗るように思いました。
ちなみに、試験の前日に初めて紫本の模擬試験×2をやったところ、両方とも正答率が65%以下で非常に焦りました(笑)
当日の試験は80%超えで合格できたので、紫本の模擬試験はやや難易度が高めなように思います。
本番想定で解くというよりは、試験時間の感覚を掴んだり、問題を解くことに慣れる、というつもりで使用するほうがいいかもしれません。(前日にやるのはオススメしません…)
問題を解くときのコツ
- mainメソッドから順に処理を追う
黒本に取り組み始めた当初は、問題に大量のコードが出てくると、どこから読んでいいのか迷ってしまいました。
上から順に見ていってもあまりいいことはないので、とりあえずmainメソッドを探して、処理内で使用する順に追っていくほうが理解しやすいように思います。
- 選択肢を先に見て、見るべき観点を絞る
よくある受験対策みたいな話です。
Java Silverの問題では、「コンパイルエラーになる」「実行時にエラーになる」といった選択肢が出てくることがあります。
逆にいうと、これらの選択肢がないときは、少なくともプログラムの実行には問題がないということがわかります。
引っ掛けのような問題も多いことから、「コンパイルエラーになるところないかな?」と問題を見ることが多かったのですが、先に選択肢を見ておけば、そんな心配はせずに素直に処理を追うことができます。
どちらも当たり前のことかもしれませんが、試験に出てくるようなコードを読むことに慣れておらず、最初のうちは苦労しました。
この記事が、これから受験する方に少しでも参考になれば幸いです。