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【mac】大量の画像を一気に圧縮&WebP変換

Last updated at Posted at 2023-12-01

img01.png

WebPでのサイト運用が当たり前になってきた、ということで。
PNG・Jpegごちゃ混ぜでも一括で圧縮可能 & 同時にWebPに変換するクイックアクションのご紹介。


こんな感じで右クリックのメニューから、圧縮と変換を同時に行えます。
圧縮だけ、WebP変換だけ、とメニューを分けることも可能なので運用に合わせて使ってください。

webp変換.gif


手順はざっくり3ステップ。

  1. 画像圧縮ツールのインストール
  2. WebP変換ツールのインストール
  3. Automatorでクイックアクションの登録

圧縮はお馴染みのツール「pngquant」と「Jpegoptim」。
Squooshの検証も今後したい。比較した方いたら教えてください。

webp生成は公式ツール「cwebp」を使用。
圧縮率のコントロールができるので、劣化がひどい時に許容を確認しながら調整できるので使いやすい。

目次

1.画像圧縮ツール&WebPのインストール
2.Automatorでクイックアクションの登録
3.使ってみる
4.再度編集する場合


1. 画像圧縮ツール&WebPのインストール

homebrewでのインストールを紹介します。
↓ homebrew入れてない方はこちら
Homebrew - インストール

pngquant

$ brew install pngquant

pngquant

Jpegoptim

$ brew install jpegoptim

man page | jpegoptim

WebP

$ brew install webp

エンコード以外にもデコードなどWebP関連のツールが色々入ってます。
この中のcwebpコマンドでPNG/Jpeg画像を変換します。
gifアニメの変換ツールも含まれてたりするので、詳しくは公式へ。

ウェブ用の画像形式  |  WebP  |  Google for Developers


2. Automatorでクイックアクションの登録

① Automatorを起動し、クイックアクションを選択。

automator01.png


② アクション検索ボックスで「シェルスクリプト」を検索。シェルスクリプトをワークフローに追加します。
③ さらに検索ボックスで「通知」を検索してワークフローに追加。完了したら通知が飛ぶようにできます。

automator02.png


④ シェルスクリプトのワークフローを設定します。

automator03.png

  • ワークフローが受け取る項目: イメージファイル
  • シェル: bashを指定
  • 入力の引き渡し方法: 引数として
  • シェルのコードは下記を貼り付け。
export PATH=$PATH:/usr/local/bin/
# 上記でパスが通らない方はpngquantなどの居るパスを確認。
# $ which pngquant
# ツールが居る場所に書き換えてください。

for f in "$@"; do
    # PNG
    [ $(basename "$f" .png) = $(basename "$f") ] || {
        pngquant --force --ext .png 256 --quality=70-90 "$f"
        # --qualityの値を調整することで画質調整可能
    }

    # JPG
    [ $(basename "$f" .jpg) = $(basename "$f") ] || {
        jpegoptim --strip-all --max=85 "$f"
        # --maxの値を調整することで画質調整可能
    }

    # WEBP
    cwebp -q 75 "$f" -o ${f%.*}.webp
    # 「75」を調整することで画質調整可能
done

png/jpgの分岐は、||演算子で「直前の式がfalse」時に処理を実行するようになっています。
例えばimg01.pngの場合、basename "$f" .pngで拡張子が削除されimg01となるので、元の名前と一致しなくなり、条件に合致します。

⑤ 通知のタイトルやコメントは適宜設定してください。
⑥ 最後に名前をつけて保存したら完成です。

automator04.png


3. 使ってみる

画像を選択したら、右クリック > クイックアクション > (ここに保存した名前で追加されている)
正常に動作するか確認してください。

エラーになる場合はツールのパスが怪しかったりします。

finder01.png

4. 再度編集する場合

作ったアクションは下記に保存されています。

  1. ユーザフォルダで「⌘⇧.」(コマンド・シフト・ドット)を押下して隠しファイルを表示します。
  2. ライブラリ > Service > (ここにあります)

クリックでAutomatorが起動するので編集してください。

service.png


画像の圧縮のみ、WebP生成のみにアクションを分けることも可能なので
適宜カスタマイズしてください。

以上、お役に立てたら幸いです。

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