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Azureの無料アカウントでできることと注意点

Last updated at Posted at 2019-04-20

はじめに

アウトプットの訓練をするためにQiitaを始めました。
最初の投稿は、Azureの無料アカウントについて。
これからAzureを学ぶ人の手助けになれば嬉しいです。

無料アカウントとは

すべて公式のFAQに書いているのですが、
体験談を踏まえつつ、かみ砕いて解説してみたいと思います。

Azure 無料アカウント FAQ

  • お試しで使える期間は最大30日間
  • ¥22,500 のクレジットが付いてくる
  • 一部サービスは無料で使える(例えば、B1Sサイズの仮想マシンなど)

試用期間が終了する条件は次のいずれかです。

  • ¥22,500分使い切ってしまった場合
  • 30日を経過した場合

最初、私は勘違いしていたのですが、
¥22,500分使い切ってしまったら、30日経ってなくても無料枠の範囲内のサービスすら使えなくなります。
とはいえ、使い切るにはよっぽどスペックの高いインスタンスを起動しっぱなしにしないと、って感じなので
個人での学習範囲であればこまめに停止しておけば余裕だと思います。

無料アカウントの登録にはクレジットカードが必須ですが、
使い始めただけでは課金されることもありませんし、試用期間が終了しても
サービスが使えなくなるだけで、勝手に課金開始されることもありませんので、安心して体験できます。

試用期間が終了するとどうなるの?

サービスが使えなくなり、「無料クレジットの期限が切れました」のタイトルで
以下のような通知メールが送られてきます。

「今すぐアップグレードする」から従量課金プランに更新ができます。
が、その時点から試用期間中に作成したリソースが課金対象になりますので注意が必要です。
まず、不要なリソースは削除してしまうことをオススメします。

なお、メールにも書かれているとおり、30日間は猶予があり、
試用期間中に作成したリソースが削除されることはありません。

アップグレードせずに放置していたらどうなるの?

無料アカウントは削除され、「継続していただけず残念です」のタイトルで
以下のような通知メールが送られてきます。

もちろん、作成したリソースはすべて削除されます。
見落としがちですが、サポートリクエストの履歴も削除されます。(あれば)

「アップグレードするつもりだったのに!」と思ってもアカウントを復活させることもできません。
改めて、従量課金プランを新規で契約することになります。

無料アカウントの注意点

大きな注意点はありませんが、個人的には次の2点かと思います。

  • ご利用は計画的に

¥22,500分もあれば、あれこれ実際に作って触って試せるので
AWSの無料枠と比較しても無料の範囲で試せることが多く、Azureのメリットでもあるのですが、
試せるのが30日に限られるので、当たり前ですが時間が取れる時期に計画的に利用すると効率が良いです。

  • 仮想マシンのvCPUコア数の上限

無料アカウントの場合、vCPUコア数が「4」までしか仮想マシンを作成することができません。
例えば、BシリーズのVMの場合、以下のような構成であればOKです。

・B1S * 4台
・B1S * 2台 と B2S * 1台
・B2S * 2台
・B4ms * 1台

サイズ vCPU
B1S 1
B2S 2
B4ms 4

上限を超えて仮想マシンを作成しようとするとエラーになります。
VMSSの自動スケール設定でスケールアウトさせた場合も同様です。

これはあくまで無料アカウントの制限であり、
通常は「20」が既定の制限で、サポートに申告すれば制限を引き上げてもらうことが可能です。

Azure サブスクリプションとサービスの制限、クォータ、制約

仮想マシンのvCPU以外に無料アカウントの制限がないのかサポートに問い合わせてみたのですが、
公開情報はないそうです。

経験上、他に制限に引っかかったことはありませんので、それほど気にしなくても良さそうです。

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