前置き(長い)
何があった?
事象
1ヶ月くらい前でしょうか、Google Chromeをバージョンアップしたところタブがよくクラッシュするようになりました
この時はタイミングがタイミングだったし、Mozilla Firefoxではタブがとくに問題なさそうに見えたので、Google Chromeのバージョンアップが原因なのかと思っていました
しかし、Xなどでは特に不具合を発信している人はおらず……
また、普段Linuxカーネルを常に最新版をビルドしてインストールしているのですが、カーネルのビルドが失敗することが増えてきました
何回かやると上手くいく……
疑惑
そのような不具合が多発してきたので、メモリ周りの異常を疑いました
なぜメモリ周りを疑ったかといえば勘としか言い様がないのですが、以前も別なパーツの時代にメモリ周りの異常で不可解な事象が発生していたことがありました
その時はメモリのスロットに埃が入っていたせいか、メモリテストを回したらエラーが出たがケース内部を掃除したら直りました
やったこと
メモリテスト
Ubuntuをインストールしてるのですが、デフォルトでブートローダーからメモリテストを選択できるのでメモリテストを回してみます
エラー
メモリテストがエラー出しまくる
ということでやはり原因はメモリにありそうです
ケース内部の掃除
さて、以前埃のせいでメモリテストがエラー出してたことがあったので今回も掃除してみようと思います
今のパーツで組んだのが2021/09なので2年半くらいPCの内部見てない気がしますね👀
その割にはそれほど埃が貯まってなかった気がしますが、とはいえやはり大分埃が貯まってましたので綺麗にします
さて、メモリのスロット周りもしっかり掃除して再度メモリテストを回してみましょう
ここでアクシデント
なんということでしょう
電源が付かなくなりました
しかし電源が付かないからと焦ってはいけません
電源が付かない場合、逆に電源ユニットかマザーボードが逝ったと絞り込めます
以前使っていた電源ユニットの購入履歴を調べたら2015/03に買ってた模様……
さすがに買い替えていいよね……
ということで2万3000円の出費です😢
電源交換
無事に起動しました
よかった
メモリテスト(リベンジ)
まだエラーが出るぞ!!!!
ということでメモリが逝ってるようですので、メモリも買いました……
1万7000円の出費です😢
ちなみにメモリは先述の通り2021/09に買いました
短命でしたね
って思ったけどそうでもなかった
時の流れがはやい
まとめ(うそ)
自作PCはじめて20年弱くらいかと思うけれども初めてメモリがちゃんと壊れた気がします
それでも以前、メモリ周りで異常があった経験があったためか今回のマシントラブルの原因を突き止めることが出来ました
ちなみにメモリ買ったあとに古い方のメモリを1本ずつテスト回して、2本のうち片方が壊れていることとメモリスロットの異常がないことを確認しました
この辺りは先にやっておくほうが良いとは思いますが今回は脳死で新しいメモリを買いました
1本使えるのに捨てるのももったいないのでデュアルチャネルを犠牲にして3本挿して運用しています
96GBも積んでどうするんだ
ハードウェアの異常がソフトウェアに及ぼす影響
ここから本題です
冒頭に書いたとおり、メモリの異常が原因でGoogle Chromeのタブがクラッシュするという事象が発生していました
結局のところ、ソフトウェアも現実世界のハードウェア上で動いているので、ハードウェアの問題がプログラムのロジックを超越したところで影響があらわれてきます
もちろんソフトウェアの挙動がおかしいのはハードウェア故障より実装の問題である方が圧倒的に多いはずです
これは個人のPCだけではなく、原理的にはクラウドサービスでも同様のことは起きうるはずです
実際はクラウドサービスではすごく冗長化されてるでしょうから一般のPCで起きるよりもはるかに低い確率になってそうですが
今回のメモリの異常ですが、メモリ上のビット列が正しくなくなるということなのでストレージからロードされたメモリ上のデータが狂ったりメモリ上のデータをストレージに書き込んだらファイルの中身がおかしくなってしまったというようなことも起きそうです
今回、僕はたまたまそういう事象には遭遇していませんが何かファイルが破損しちゃったりしてるのかな……😨
まとめ(本当)
ということで、ソフトウェアのロジックに問題がなくてもハードウェアの影響によりソフトウェアに異常が発生するケースがありました
ソフトウェアのロジックに問題がないにもかかわらず、再現性のない異常が発生する場合はハードウェアを疑ってみるのも良いかもしれません
それでは良い自作PCライフを