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【ServiceNow】Content Filtering機能について

Last updated at Posted at 2024-10-02

はじめに

みなさんこんにちは、三井情報株式会社です。
今回は、Flow Designerの「Content Filtering」について、概要と実装例をご紹介いたします。

Content Filteringとは

ユーザのロールに基づいて、ユーザがアクセスできるコンテンツを指定できる機能のことです。

フィルタリングの対象リソースは以下の8項目です。
・フロー
・トリガー
・サブフロー
・フローロジック
・アクション
・ステップ
・UI要素とセクション
・変換関数

Content Filteringを設定するには以下を使用します。​
・Content Definitions: Flow Designerのリソースタイプを指定します
・Content Filtering Rules:コンテンツにアクセスするために必要なロールを指定します

Flow Designerには、いくつかのデフォルト定義とフィルタリングルールが含まれています。​
既存のルールを変更するか、独自のルールを作成して、Content Filteringを設定します。

Content Filteringの実装例

概要

今回は、Workflow studioでフローを作成・編集する際、特定のロールを持つユーザのみがMicrosoft Teams Graph Actionを選択できるように設定を行います。

設定方法

1.フィルターナビゲーターから Process Automation > Flow Administration > Content Definitions を選択します。
2.デフォルト定義の「All Action Definitions」を選択します。
3.Conditions(”Application” “is not” “Microsoft Teams Graph Spoke”)を追加し、「Update」を押下します。
2-3.jpg

4.Content Definitions一覧画面で「New」を押下し、独自のルールを作成します。
5.フィールドに必要事項を入力し、「Update」を押下します。
2-5.jpg

6.ユーザがアクセスできるリソースを指定するために、検証用ロール(content_filter_test)を作成します。
2-7.jpg

7.フィルタリングの対象のリソースにアクセスできるユーザには、検証用ロール(content_filter_test)とflow_designerロールを割り当てます。
8.フィルタリングの対象のリソースにアクセスさせないユーザには、flow_designerロールのみを割り当てます。

ユーザに対しadminロールを付与してしまうと、フィルタリング対象リソースにアクセスできるようになってしまいます。

9.フィルターナビゲーターから Process Automation > Flow Administration > Content Filtering Rules を選択し、「New」を押下します。
10.フィールドに必要事項を入力し、「Update」を押下します。
2-11.jpg

実装結果

・検証用ロール(content_filter_test)が割り当てられているユーザでは​、Flow編集時にMicrosoft Teams Graph Actionが表示されます。
2-13.jpg

・検証用ロール(content_filter_test)が割り当てられていないユーザでは​、Flow編集時にMicrosoft Teams Graph Actionが表示されません。
2-12.jpg

参考

本記事は、以下のドキュメントを参照しています。

おわりに

本記事ではFlow Designerの「Content Filtering」についてご紹介させていただきました。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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