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■はじめに

こんにちは:smile:
ディップでアプリのUIの改善やマーケティングのツール導入などiOSやAndroidアプリの開発のマネジメントをしている@m-komatsuです。
この記事は、ネイティブアプリにおけるプッシュ通知の運用イメージを軽く書いてみました。参考なるところはあまりないかもですが、見て頂いた方ありがとうございます。

今回は開発視点ではなく、アプリマーケティングよりの話を書かせて頂きます。
ディップのプッシュ通知は、自前ではなく主流としては、Reproさんのプッシュサービスを使わさせてもらっています。

選定理由としては、各プッシュサービス機能横並びが多いのですが、プッシュの開封率ってタップしないと見れなかったりします。Reproさんには「みなし開封」が数字と見れるのがいいなと思って選定しました。

■KPIツリー

アプリとしてみているKPIツリーはこんな感じです:eyes:
image.png

■Push通知で見る指標と対策

ディップで見ているプッシュ通知指標は大まかにですが4つで見ています。
どれかだけをやれば改善するわけでもないので『地道な継続的な運用』が必要になってきます。

(1)プッシュ通知の配信対象者数

プッシュ通知が届くユーザーの数を見ていますが、主にみるべきポイントは、配信対象者数が減っていないかどうかですが、あまり直面したことはないですが、適切なタイミングで送っていなかったり、通知を送りすぎていないかなどを気を付ける必要があるため、どのようなユーザに、1日に通知がどうのようなタイミングで、ユーザによっては最大何通通知されるかを設計することがかなり大事です。
その為ペルソナもいくつか考えて最適な配信設計を心がけましょう。

(2)プッシュ通知の開封率

プッシュ通知の配信対象者数のうち受け取った通知を開いてアプリを起動したユーザーの割合です。

開封率UPをするには、

  • キャッチコピーが大事:目を引くようなワードを含める
  • タイミングが大事:ペルソナで決めたユーザの行動パターンをイメージする
  • 画像付きのクリエイティブでユーザの目を引く
  • 配信対象を事前にペルソナに沿って配信対象を絞る
  • プッシュ通知にはタイトルと本文及びそこには絵文字も使って目立させる

(3)プッシュ通知によるコンバージョン率

プッシュ通知が届いたユーザーのうち「応募完了」や「キープする」といった特定のアクションをしたユーザーの割合です。
プッシュ通知に目的とするイベントアクションのCVRを見ることによって、コンバージョンを増加させるためのプッシュ通知の施策を考えることが大事です。

(4)プッシュ通知の許諾

許諾率:配信対象者数のうち端末のプッシュ通知を受け取る設定にしているユーザーの割合ですが、許諾率を高める施策はiOSアプリは、初回起動時にプッシュ通知の配信許可の有無をユーザに判断させる仕様であるため許諾率を高めるにはチュートリアルなどで、プッシュ通知の有用性をいかにユーザに伝えることが大事です。
ちなみに求人検索のアプリとして、許諾率を高めるためのチュートリアル施策は難しくなかなか改善できませんでした。単なるお得な情報が通知されることだけでなく、ユーザに刺さるワードを入れて訴えかけることが大事だと思います。ABテストなどでいくつかパターンで検討するとよいでしょう。
ちなみに許諾率40%あればよい方とどこかのイベントで聞いたことがあります。

■継続的な運用

継続的に運用できるように

  • キャンペーンなどの施策毎のプッシュ通知
  • 定常的なプッシュ通知

など施策毎で『配信数』『開封数』『開封率』『CV』『CVR』をまとめましょう。

【フォーマット例】

施策名 施策の目的 KPI セグメント(ターゲット) 通知内容 配信時間 配信期間 配信数 開封数 開封率 CV CVR

【キャンペーン通知例】
image.png

【定常的なプッシュ通知例】
image.png

■まとめ

プッシュ通知の運用について、初めての人を想定してご紹介致しました。
あくまでもサンプルベースですが、各KPIを管理してプッシュ通知の効果を測定し、アプリの成長につなげましょう。
もちろんこれだけやれば目的が達成されるわけでなく、広告運用で流入を増やし、アプリ内施策を継続的実施し、よりCVRを高める施策を継続的に実施していくことだ大事です。

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