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FileMakerで動的値一覧

Last updated at Posted at 2018-03-08

#FileMakerで動的値一覧を作る
下記公式サイトにも記載があります。
https://support.filemaker.com/s/answerview?language=ja&anum=11960

今回は、動的値一覧を使って
・選択2の内容を選択1によって絞り込み
・選択3の内容を選択2によって絞り込み
この2つを説明いたします。

##メインのテーブルとレイアウト
メインのテーブルとレイアウトを用意します。
q001.png
テーブル名とレイアウト名は、「test001」
フィールド名は、「選択1」「選択2」「選択3」の3つ
タイプは全て「テキスト」

入力画面となるので、レコードを1つ作っておきます。

##値一覧用テーブル
次に、値一覧用のテーブルを用意して行きましょう。
###値一覧用テーブル1
q002.png

テーブル名とレイアウト名は、「valueList」
フィールド名は「ID_VL1」「value」
タイプは「数字」「テキスト」

###値一覧用テーブル2
q003.png
テーブル名とレイアウト名は、「valueList2」
フィールド名は「ID_VL1」「value2」
タイプは「数字」「テキスト」

###値一覧用テーブル3
q004.png
テーブル名とレイアウト名は、「valueList3」
フィールド名は「value2」「value3」
タイプは全て「テキスト」

以上でテーブルとレイアウトの用意は、終了です。
値一覧用のデータは、画像を参考に入力してみてください。

##リレーションの設定
###選択2用の動的値一覧用のリレーション
リレーションを設定して行きます。
q005.png
オカレンス(テーブルオカレンス)「test001」の「選択1」とオカレンス「valueList」の「value」
オカレンス「valueList」の「ID_VL1」とオカレンス「valueList2」の「ID_VL1」
それぞれに「=」でリレーションを設定します。

この段階で、選択2用の動的値一覧は作成可能なのですが、
選択3用の動的一覧用リレーションの設定も終わらせたいと思います。
###選択3用の動的値一覧用のリレーション
オカレンス「valueList2」を複製
q007.png
オカレンス「valueList2」を選択後、「選択したオブジェクトを複製」ボタンを押下してください。

オカレンス「valueList2 2」が画像の様に作成されます。

続いて、選択3用の動的一覧用のリレーションを設定します。
q008.png
オカレンス「test001」の「選択2」とオカレンス「valueList2 2」の「value2」
オカレンス「valueList2 2」の「value2」とオカレンス「valueList3」の「value2」
それぞれに「=」でリレーションを設定します。

以上で、準備は終了となります。
本題の値一覧を作成し、設定して行きましょう。
##値一覧の設定
q009.png

フィールド名「選択1」を選択し、インスペクタのデータタブ内にある、コントロールスタイルにて、
ドロップダウンリストを選択し、値一覧の新規作成を行います。
1.値一覧名「値一覧」、フィールドの値を使用。
2.最初のフィールの値を使用から、「valueList」を選択。
3.フィールド「value」を選択し、「OK」を押下。

q010.png

フィールド名「選択2」を選択し、インスペクタのデータタブ内にある、コントロールスタイルにて、
ドロップダウンリストを選択し、値一覧の新規作成を行います。
1.値一覧名「値一覧2」、フィールドの値を使用。
2.最初のフィールドの値を使用から、「valueList2」を選択。
3.フィールド「value」を選択。
4.「次のテーブルから関連レコードの値のみ含める」に変更し、「valueList」を選択、「OK」を押下。

q011.png

フィールド名「選択3」を選択し、インスペクタのデータタブ内にある、コントロールスタイルにて、
ドロップダウンリストを選択し、値一覧の新規作成を行います。
1.値一覧名「値一覧3」、フィールドの値を使用。
2.最初のフィールの値を使用から、「valueList3」を選択。
3.フィールド「value3」を選択。
4.「次のテーブルから関連レコードの値のみ含める」に変更し、「valueList2 2」を選択、「OK」を押下。

以上で完成です。

q012.png
実際に「選択1」「選択2」「選択3」の動きを確認してみてください。

##最後に
今回は値一覧の絞り込みの動きとリレーション設定の紹介を行いました。
また、今回は説明の為に全て別テーブルの値を用いていますが、
「IDを元に紐付けするパターン」と、「名称を元に紐付けするパターン」に分けました。

以上です。

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