VMware Site Recovery Manager(SRM)とVMware vSphere Replicationを使用した、サイトリカバリの基本動作を確認した際の手順です。
- Site Recovery Manager:8.4.0
- vSphere Replication:8.4.0.3
- vCenter Server:7.0 U1
検証構成
SRMの保護サイト → リカバリサイトにおけるリカバリテストが目的となります。
vCenter リンクモードの構成
- SRMの検証にあたり、vCenter リンクモードの構成が必要
(リカバリサイトのvCenterのデプロイ時の「ステージ2」にて「既存のSSOドメインへの参加」を選択して実施)
SRM 仮想アプライアンスの展開とvCenterの登録
- ISOファイルよりSRM仮想アプライアンスのインストールと、管理コンソール(https://fqdn:5480 adminユーザ) よりvCenterの登録を実施
- 登録にあたり、vCenterとはNTP等による時刻同期が必須
- 保護サイトと同様、リカバリサイトにもSRMアプライアンスを展開する
vSphere Replication Management Server(VRMS)の展開とvCenterの登録
- VRMSの展開先は vCenter管理環境を指定 (参照:検証構成図)
- VRMS管理コンソール(https://fqdn:5480 adminユーザ) より、vCenterを登録
SRM 初期設定:サイトのペアリング
- 前提として、保護及びリカバリサイトのSRMにてvCenterが登録済みである事
- vSphere Client > SRM(保護サイト) > 新規サイトペアにて、リカバリサイトのvCenterとペアリングする
SRM 初期設定:保護グループの作成
- SRMより、レプリケーションの設定と合わせてリカバリ対象の仮想マシンのグループである保護グループを作成
- レプリケーションの設定には、ターゲットサイト及びデータストア、又RPO(目標復旧ポイント)等が含まれる
レプリケーションの開始と確認
SRM 初期設定:リカバリプランの作成
- 保護グループを指定して、リカバリの方法となるリカバリプランを作成する
- リカバリプランでは、サイト間のリカバリの方向と、保護グループ、NWマッピングを指定する
- 「リカバリの手順」にて、詳細な動作を確認可能