1つのvCenter Serverを複数のNSX-T Managerで管理するマルチNSX機能について

NSX-T 3.2.2 以降で追加された、1つのvCenter Serverを複数のNSX-T Managerで管理する、マルチNSX機能 について確認しましたので以下にまとめます。

マルチNSXとは

VMware Docs にあるように、複数の NSX Manager で単一の vCenter Server を管理する事が可能です。

• コンピュートマネージャーの登録
  複数のNSX-T Manager（10.44.9.122 & 10.44.10.122）から、同一のvCenter Server（10.44.9.121）に対して「マルチNSX」を有効にして、コンピュートマネージャを登録する。
  

• 前提条件

  • vCenter Serverに複数のvSphereクラスタ（kubernetesクラスタ及びvLCMクラスタでない）が存在する事。各vSphereクラスタは、個別のNSX-T Managerから管理する。
  • 例）Cluster-1を10.44.9.122 NSX-T Manager、Cluster-2を10.44.10.122 NSX-T Managerより管理する。
    

※各クラスタは「単一のイメージを使用してクラスタ内のすべてのホストを管理します」を外して構成する必要がある。

※２つのvSphereクラスタのうち、片方をLCM管理のクラスタとすると、マルチNSXの構成が失敗する。

同一のvCenter（10.44.9.121）への複数のNSX-T Manager（10.44.9.122 & 10.44.10.122)からの登録が可能となる。