応用情報技術者平成28年春期 午前3
多数のクライアントが，LANに接続された1台のプリンタを共同利用するときの印刷要求から印刷完了までの所要時間を，待ち行列理論を適用して見積もる場合について考える。プリンタの運用方法や利用状況に関する記述のうち，M/M/1の待ち行列モデルの条件に反しないものはどれか。
１、待ち行列モデル M/M/1では、 （到着／サービス／窓口数）
条件としてトランザクションの到着間隔はランダムであり、待ち行列内のトランザクション数は一定であるとしています。（平衡状態）
つまり、プリンタの処理状況によって処理要求の到着間隔を操作する行為は条件に反するということ。
２、
・一部のクライアントは，プリンタの空き具合を見ながら印刷要求する。
→×。到着間隔がランダムだから、空き具合を見てみ意味がない
・印刷の緊急性や印刷量の多少にかかわらず，先着順に印刷する。
→○。
・印刷待ちの文書データがプリンタのバッファサイズを超えるときは，一時的に受付を中断する。
→×。よく分からない。だが、空き具合を見ていると同じですね。
・一つの印刷要求から印刷完了までの所要時間は，印刷の準備に要する一定時間と，印刷量に比例する時間の合計である。
→×。印刷要求から印刷終了までの所要時間は、
・プリンタに印刷要求を出してからプリンタが他の印刷要求を処理するのを待つ時間と、
・自身の印刷要求が処理される時間の合計です。