平成31年春期 午前問題48
オペレーティングシステムの更新によって,既存のアプリケーションソフトウェアが正常に動作しなくなることが判明したので,正常に動作するように修正した。この保守を何と呼ぶか。
ソフトウェア保守のプロセスは「JIS規格(JIS X 0161)」で規定されており、以下の5つの工程に分類されている。
(1)是正保守:発見された問題を解決する
(2)適応保守:利用環境に合わせて修正する
(3)完全化保守:性能や保守性を検出する
(4)予防保守:潜在的な障害の原因を発見する
(5)緊急保守:計画外に行われる一時的な修正
もうちょっと詳しい説明すると、
1、是正保守
ソフトウェア製品の引渡し後に発見された問題を訂正するために行う受身の修正
2、予防保守
引渡し後のソフトウェア製品の潜在的な障害が運用障害になる前に発見し,是正を行うための修正
3、適応保守
引渡し後,変化した又は変化している環境において,ソフトウェア製品を使用できるように保ち続けるために実施するソフトウェア製品の修正
4、完全化保守
引渡し後のソフトウェア製品の潜在的な障害が,故障として現れる前に,検出し訂正するための修正
参照:
ソフトウェア保守
https://www.otsuka-shokai.co.jp/words/software-maintenance.html