応用情報技術者平成30年春期 午前問12
USB3.0の特徴として,適切なものはどれか。
1、USB3.0は、現在最も普及している周辺機器接続のためのシリアルインターフェイスのバージョン3に当たる規格です。
・USB2.0と比較して、最大転送速度がおよそ10倍になるなど様々な進化を遂げています。
・コネクタの形状はUSB2.0と同じですが、内部が青色になっているかどうかで識別可能になっています。
・USB2.0までは半二重でしたが、USB3.0は完全な全二重通信を実現しています。
・Wireless USBは、無線通信で機器同士を接続する規格ですが、USB3.0ではWireless USBをサポートしていません
・最大供給電流は,USB2.0は、500ミリアンペアである。
USB3.0のバスパワーによる最大供給電流は900mA(約80%増)に大幅増強されています。
※USB1.1や2.0規格では電流500mA、電圧5V、電力2.5Wの供給が行え、USB3.0規格になると、電流900mA、電圧5V、電力4.5Wまで供給できます。
・ピン数は5本(USB2.0)から9本に増えましたが、ピン形状の工夫により後方互換性を保っているのでUSB2.0のケーブルも指すことができます。
2、全二重通信と半二重通信の違いについては、よく電話とトランシーバにたとえて説明されることがあります。
・電話では、通話者は互いに同時にしゃべったり、聞いたりすることができます。もっとも、人間では互いが同時にしゃべったままですと、話が進みません。このように両者が同時にしゃべったり聞いたりできる通信方式を、全二重(FULL DUPLEX)通信方式と言います。
・これに対して、トランシーバのように自分のしゃべりが終わるたびに、いちいち送信と受信の切り換えを行い、聞いている間はしゃべれず、しゃべっている間は相手の話を聞くことができないような通信方式を、半二重(HALF DUPLEX)通信方式と言います。
※トランシーバ (transceiver) とは、送信機 (transmitter) と受信機 (receiver) からなる造語で、電気通信やデータ伝送分野において電気信号の送受信を行う機器あるいは電子回路を指す。
参照:
全二重通信と半二重通信方式
https://www.m-system.co.jp/mstoday/plan/mame/b_network/9602/index.html