AP試験学習記録27年秋 午前47
ソフトウェア開発に利用されるピアレビューの説明として,適切なものはどれか。
1、ピアレビュー(Peer Review)
「ピア(peer)」には同僚という意味があり、ドキュメントやコーディング作業が終了したソースコードに対して、作成者の同僚や研究仲間など立場の近いもの同士が実施しあうレビューのことをいいます。
・成果物の品質や
・生産性の向上、及び
・チーム内での知識共有
を促進することを目的として実施され、
・「欠陥の有無」や
・「コーディング規約の遵守」
・「仕様書の内容が反映されているか」
などが検証されます。
代表的な手法として
インスペクション、
チームレビュー、
ウォークスルー、
パスアラウンド、
ピアデスクチェック、
アドホックレビューなど
があります。
・インスペクション(Inspection)は、
事前に役割を決められた参加者が責任のある第三者(モデレータ)の下で成果物を確認する、最も公式なレビュー技法です。通常3人から6人が参加して実施します。
他のレビュー法との違いは、参加者の役割が明確になっていること、チェックリストなど形式的な文書に基づいて実施すること、正式な記録を強調することです。
・ウォークスルーは、
開発者が主体となりエラーの早期発見を目的としてプログラムのステップごとにシミュレーションを行いながら確認をしていくレビュー技法です。
・パスアラウンドは、
電子メールなどを使って、対象の成果物を複数のレビュアに配布・回覧し、フィードバックを求めるレビュー技法です。
・デザインレビュー
成果物の内容を審査して,次の開発工程に進むための関門(審査・承認)として実施する。
・同じ立場の技術者同士でレビュー
早期に成果物から欠陥を取り除くことが目的なので,管理職のメンバの参加が必要である。
・共同レビュー
プロトタイピングで試作したソフトウェアの動作を,発注元の会社と検証する。
参照:
https://www.ap-siken.com/kakomon/27_aki/q47.html