応用情報技術者平成29年秋期 午前10
IoTでの活用が検討されているLPWA(LowPower,WideArea)の特徴として,適切なものはどれか。
1、LPWAは、
LowPower=省電力、WideArea=広範囲の名称の通り、省電力・広範囲を特徴とする無線通信規格の総称です。伝送速度は遅いものの、Wi-fiやBluetoothが届かない数キロメートル間の通信をカバーします。PWA規格には、SIGFOX、LoRaWAN、Wi-SUN、NB-IoT、Cat-M1などがあります。
IoT(Internet of Things)では、
制御や情報取得のために各所に散りばめられたデバイス同士が通信を行うことになります。
この個々の通信はそれほど大きいデータ量ではないので、LPWAの低い伝送速度が問題になることは余りありません。
それよりも小型化が進むデバイスのバッテリー消費を抑えられることがIoTにおける強みとなります。
このような理由から、LPWAは小型デバイスを多数配置した広範囲のIoTネットワークの運用を実現する手段として期待されています。
2、基盤内のように近距離で直結したデバイス間で100~400kbpsのシリアル通信を行うI2C(Inter-Integrated Circuit)の説明
2線だけで接続されるシリアル有線通信であり,同じ基板上の回路及びLSIの間の通信に適している。
※Circuit:回路
※I2C(アイ・スクエアド・シー、アイ・アイ・シー)はフィリップス社で開発されたシリアルバスである。低速な周辺機器をマザーボードへ接続したり、組み込みシステム、携帯電話などで使われている。
3、10mの通信範囲で最大7Gbpsの通信を行う「WiGig」の説明
60GHz帯を使う近距離無線通信であり,4K,8Kの映像などの大容量のデータを高速伝送することに適している。
4、PLC(Power Line Communication,電力線搬送通信)の説明
電力線を通信に使う通信技術であり,スマートメータの自動検針などに適している。
参照: