AP試験学習記録27年秋 午前48
二つの独立したテストグループA,Bが,あるシステムについて一定期間並行してテストを行い,それぞれNA個及びNB個のエラーを検出した。このうち,共通のエラーはNAB個であった。このシステムの総エラー数Nを予測する式はどれか。ここで,NA>0,NB>0,NAB>0とし,グループA,Bのエラーを検出する能力及び効率は等しいものとする。
1、2段階エディット法
共通バグの発見率から全体の総エラー数を推定する手法を2段階エディット法といいます。
総エラー数のうちグループA,Bのバグ検出確率"P(A)","P(B)"は、
P(A)=NA/N …(1)
P(B)=NB/N …(2)
と定義することができ、そこからP(A),P(B)が共に発生する"P(AB)"を、
P(AB)= P(A)×P(B)=NAB/N …(3)
と導くことができます。
NAの検出率=NA/N
NBの検出率=NB/N
NABの検出率=NAB/N
(3)の式に(1)と(2)を代入すると、
(NA/N)×(NB/N)=NAB/N
→ N=NA×NB/NAB