平成31年春期 午前問題11
ZigBeeの説明として,適切なものはどれか。
1、ZigBee
ZigBee(ジグビー)は、同じ無線通信規格のBluetoothよりも低速(20Kbps-250kbps)で伝送距離も短い(30cm程度)ながら、乾電池程度の電力で数年連続で稼働できる省電力性と低コストの利点を有する無線通信規格です。
規格のベース部分にはWPAN(Wireless Personal Area Network)の規格であるIEEE 802.15.4が使用され、主にIoTなどによるセンサネットワークの構築を目的として策定されました。また最大接続台数もBluetoothと比較して非常に多く、理論上は最大65,536台の端末を無線通信で接続可能です。
ZigBeeの名称はミツバチ(Bee)が花の周りをジグザグに飛び回る行動にちなんで名付けられました。
2、Bluetooth
携帯電話などのモバイル端末とヘッドセットなどの周辺機器とを接続するための近距離の無線通信として使われる。
3、IrDA(Infrared Data Association)
赤外線を利用して実現される無線通信であり、テレビ、エアコンなどのリモコン、携帯電話間のデータ通信などに使われる。
IrDA(アイアールディーエイ、Infrared Data Association)は赤外線による光無線データ通信を規格化している団体であり、またその規格そのものの名称である。
※ZigBeeは電波を使用します。
4、UWB(Ultra Wide Band,超広帯域無線)
広い周波数帯にデータを拡散することで高速な伝送を行う無線通信方式であり,近距離での映像や音楽配信などへの応用が検討されている。
5、DSRC(Dedicated Short- Range Communication:専用狭域通信)
5.8GHz帯を使用する近距離の無線技術であり,有料道路の料金所のETCなどで利用されている。
連絡用、業務用などに利用される小型の携帯型トランシーバに使われる。
※トランシーバー、トランシーバ (transceiver) とは、送信機 (transmitter) と受信機 (receiver) からなる造語で、電気通信やデータ伝送分野において電気信号の送受信を行う機器あるいは電子回路を指す。
参考:
https://www.ap-siken.com/kakomon/31_haru/q11.html
トランシーバー
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC