応用情報技術者平成29年春期 午前68
事業戦略のうち,浸透価格戦略に該当するものはどれか。
1、浸透価格戦略は、
・新規製品を市場に投入する際に、
・価格を低い水準に設定することで
・可能な限り多くの顧客を獲得し、
・早期に認知度アップやシェア拡大
を狙う価格戦略です。
市場シェアを獲得した後は、大量生産によるコスト削減などで中長期的に利益を生み出し初期コストを回収します。浸透価格戦略は、価格弾力性が大きい日用品業界などの価格戦略でよく見られます。
2、上澄み吸収戦略 (うわずみ)
浸透価格戦略とは逆に、最初に価格を高い水準に設定し、徐々に価格を下げていく価格戦略を上澄み吸収戦略と言います。
3、
・売上高をできるだけ維持しながら,製品や事業に掛けるコストを徐々に引き下げていくことによって,短期的なキャッシュフローの増大を図る。
⇒収穫戦略の説明です。
・事業を分社化し,その会社を売却することによって,投下資金の回収を図る。
⇒即時撤退戦略の説明です。
・新規事業に進出することによって,企業を成長させ,利益の増大を図る。
⇒拡大戦略の説明です。
・低価格戦略と積極的なプロモーションによって,新製品のマーケットシェアの増大を図る。
⇒浸透価格戦略の説明です。