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Emacs を複数の異なる設定で楽に起動する(macOS)

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Emacs を複数の設定で起動したい場合があります。

私の場合は、流行りのパッケージを積極的に試していく設定とそうでない設定で分けています。結果、前者は LSP の恩恵をたくさん受ける設定となったのでそれが向いている開発用に、もう一方は Org Mode がメインの用途となっています。それぞれ気分を変えたいのでテーマも別で、後者に至っては use-package も使っていません。

あれこれパッケージを追加したり外したり試行錯誤しているとカオスにもなるので、実験用に起動したい場合もあるかもしれません。そんな時に役立つと思われる方法です。

起動方法

まず、新たな設定用の .emacs.d を配置する場所を決めます。今回はホームディレクトリに emacs2 というディレクトリを作成して、ここに .emacs.d を配置します。

起動コマンドは以下です。

$ HOME=/Users/[ユーザー名]/emacs2/ open -n -a /Applications/Emacs.app

こうすることで、~/emacs2/.emacs.d/init.el を設定ファイルとして読み込み起動するようになります。また、emacs2 をホームディレクトリとみなすので、このコマンドで起動した Emacs は /Users/[ユーザー名]/emacs2/ を ~/ とみなします。

わざわざコマンドを実行するのが面倒な場合

起動用シェルスクリプトを実行するショートカットを登録します。

  1. Automator.app を起動します。

  2. command + N で新規登録画面を表示させます。

  3. 「クイックアクション」を選んで「選択」をクリックします。

  4. 「シェルスクリプトを実行」をダブルクリックします。

  5. 「ワークフローが受け取る項目」を「入力なし」に変更します。

  6. シェルスクリプト入力欄に先ほどの起動コマンド HOME=/Users/[ユーザー名]/emacs2/ open -n -a /Applications/Emacs.app を入力します。

  7. command + S で保存します。保存時に「クイックアクションの名前」を聞かれるので任意の名前を入力して「保存」をクリックします。ここでは emacs2 という名前で保存してみます。

  8. 「システム環境設定」から「キーボード」を開きます。

  9. 「ショートカット」タブから「サービス」を選択して、先ほど登録した「クイックアクションの名前」を探します。今回であれば emacs2 を探します。
    ここで任意のショートカットを登録すれば、今後はそのショートカットで別設定の Emacs が起動します。通常起動したい場合は Dock などから起動すれば ok です。

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