ざっくり結論
apt だと最新版がインストールできていませんでした。
snap を使うことで最新にできました。
snap を使うために systemd を有効にする必要がありました。
背景
WSL2の Ubuntu に Neovim を入れています。ある日、こんなエラーを吐いていました。
プラグインのTelescope.nvim は NeoVim のバージョンが最新の 0.9.0 でないと動作しないようです。
私は Telescope.nvim でファイルを探してコーディングしています。Telescope.nvim が使えないのは死活問題ですので解決していきます。
対応したこと
解決するには Neovim を 0.9.0 にする必要があります。私は NeoVim を apt でインストールしています。
ただ公式に書いてあるように PPA でインストールする必要があります。(今気づいたのですが、Neovim チームではメンテしないって書いてありますね…)
stable 版は2023/5/31 時点で 0.7.2 しかインストールできません。
ということで別の方法を検討することにしました。ググると AppImage で最新の Neovim を使う手段がありました。
使えはするんですが、また最新に更新するときが面倒そうです。
そこで「うーん」となっていたところに、「snap じゃダメなんです?」と先輩社員よりアドバイスをもらいました。
私は snap は使ったことが無かったのですが、調べてみた感じだと結構簡単そうだったので snap でやってみることにしました。
snap -h
を実行するとヘルプが見れたので、snap 自体はデフォルトで入っていそうです。(私の環境は Ubuntu 20.04.6 です。)
ということで snap install を実行したところ下記のエラーが発生しました。
error: cannot communicate with server: Post http://localhost/v2/snaps/nvim: dial unix /run/snapd.socket: connect: no such file or directory
いろいろと調べたところ、 snap は systemd というものに依存しているようです。つまり snap を使うためには systemd を使えるようにする必要があります。
幸いなことに WSL2 は systemd に対応しています。下記の記事を参考にさせてもらい、 systemd を有効にしました。
そして今一度、snap install を実行して Neovim を入れたところ 0.9.0 がインストールできました!
これで Telescope.nvim も使えて快適 vim ライフが続けられそうです。
先人達の記事にも大変助けられました。ありがとうございます。
参考記事一覧